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令和7年7月28日発行 第3561号 掲載

令和5年度特用林産基礎資料を公開/農林水産省

 農林水産省大臣官房統計部・林野庁林政部経営課はこのほど、令和5年特用林産基礎資料(特用林産物生産統計調査 結果報告書)をまとめた。都道府県の特用林産物の生産等の変動の実態を継続的に把握するため行っている調査で、各きのこや木炭、竹などの生産量、生産者などを調査対象としてとりまとめている。令和5年は、きのこ類では、後退が目立つ乾しいたけをはじめ、生産量の多い生しいたけ、えのきたけ、ぶなしめじ、まいたけ、エリンギなどの主要品目の多くが前年実績を下回った。この数年間6万トン台で推移してきたしいたけ菌床栽培も令和5年は5万9379トンと対前年比93・5%にダウンしており、後退を余儀なくされている。
 このほどまとまった令和5年特用林産基礎資料によると、令和5年のしいたけ生産量は、乾と生とを合わせ7万6088トン、前年実績の8万2048トンを下回っている。内訳は、乾しいたけ1816トン、生しいたけ6万3374トン。生しいたけでは、原木栽培3995トンに対し菌床栽培は5万9379トンとなり、比率にして原木栽培6・3%、菌床栽培93・7%と大きな開きがある。2000年に原木栽培との生産量が逆転した菌床栽培は、その後も増え続けており、令和3年に6万6078トンと過去最多を更新した。
 しかし、令和5年は前年実績を下回る5万9379トンと2年連続の減少となった。令和に入って堅調な推移をみていた菌床でのしいたけ栽培だが、生産全体に占めるウエートこそ高い水準を維持しているものの、一時の勢いに比べるとややトーンダウンしている。
 菌床や原木栽培の動向は、原木伏込量の減少傾向という形となって表れており、原木伏込量をみると、令和5年は、1373万8000本にまで減っている。原木伏込量が最も多かった昭和55年当時の2億6085万1000本に比べると、20分の1レベル。生産のあり方に対する考えそのものが大きく変わってきていることを表している。
 一方、しいたけ生産者は、原木の1万1359戸、菌床の2355戸とを合わせて1万3714戸となり、前年の1万4205戸からさらに減っている。ただし、しいたけ生産者が個人1万2794戸(構成比93・3%)、法人920戸(同6・7%)となる中、菌床栽培は前年の2322戸から33戸増えている。個人の1732戸に対して法人623戸という状況だ。
 都道府県別にみると、生産者数では福岡県の268戸を筆頭に秋田県190戸、岩手県の170戸がトップスリー。

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