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令和7年7月28日発行 第3561号 掲載

冷風機などで働きやすさを追求/第11回猛暑対策展

 23~25の3日間、東京ビッグサイトで開かれた第11回猛暑対策展は、企業の熱中症対策が義務化された直後とあって、数多くの参観者が訪れ賑わいをみせた。出展製品としては、暑さから従業員を守る職場環境づくりとして、空調関係、遮熱・断熱材関係、また、衣服関係で冷感を高める製品などが目立った。
 静岡製機(株)(静岡県袋井市)は、気化式冷風機RKFシリーズを出展。担当者は、「時節柄数多くの注文があり即納できない状況」と、活況で推移している現状を説明。特に設置場所の周囲の環境となじみのいい「オールホワイトバージョン・406αW」は完売とし、人気の高さを表した。同シリーズは、消費電力がスポットエアコン比でわずかに7分の1と、二酸化炭素排出量の抑制、また電気代を下げる経費削減にも寄与する製品になっている。
 クボタ空調(株)(東京都中央区)は、工場や倉庫、体育館などの施設内の暑熱対策として到達距離20メートルの大風量「AREA空調機」をアピールした。室内機は壁掛け・天吊りうす型タイプで作業の邪魔をせず、施設内の空きスペースを利用して設置できる。セパレートタイプで排熱を室外に行い、スポットクーラーのような凝縮水の処置が不要。ノズルフレキ(風向ガイド)を付けることで室内の特定箇所に送風するスポットクーラー的な使い方もできる。また、ダクトアタッチメントには断熱性に優れる発泡樹脂を採用しており、断熱工事が不要、軽量で取り付けが簡単などの特徴がある。
 被服関係では、ミズノ(株)(大阪市住之江区)は、スポーツ分野で蓄えたノウハウを産業分野に活かしたワークウエア、ワークシューズが大きな実績伸張をみせており、従業員に対する福利厚生の面からも品質の高いユニフォームなどが求められていると担当者。企業のほか最近は自治体関係の需要(災害時対応など)も目立ってきたという。会場では、ポイント冷却で効率的にクーリングを行う「アイスタッチデバイスシリーズ」、中底からミッドソールの側面までつながる8つの通気孔を通してシューズ内の蒸れた空気を排出しシューズ内を快適に保つインタークール構造ワークシューズなどのPRを重点的に進めた。
 会場ではアシストスーツ関係の出展も目立ち、ユーピーアール(株)(東京都千代田区)は自社ブースで外骨格型アシストスーツブランド「SUPPORT JACKET」のデイリーユースモデルのPRに力を入れた。独自に開発した「第二の背骨Bb+(バックボーンプラス)」により、負担の少ない姿勢角度を保持することで作業姿勢における理想的な形を作るもので、日常生活で使いやすく、高いアシスト力を備えながら風が通り抜けるような開放感があり、高い快適性を持つ製品。試験では、筋肉負担を最大43%軽減するとのデータが得られている。
 他方、展示ホール奥に設けられたリアル体感フィールドでは、一般社団法人アシストスーツ協会のメンバー企業8社(朝日インテック、アルケリス、イノフィス、加地・レイボアジアグループ、KURABO、ダイドー、ダイヤ工業、日本シグマックス)が体感会を実施。常に多数の試用希望者の姿がみられ、関心の高さを表した。この中でイノフィスの担当者は、最近林業関係からの引き合いが増え、伐倒現場その他における身体の負担軽減効果に対する評価が高まっていると説明。さらなる普及浸透に期待を寄せた。

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