クールペスコン導入進む/いけうち

(株)いけうち(中井志郎社長・大阪府大阪市西区阿波座1の15の15)は、産業用スプレーノズルの国内トップメーカーとして様々な「霧」を提供している。ヒートアイランド対策製品として霧のシステムを駅や商業施設、マラソンコースなどにいち早く設置し、ひとときの涼を感じる光景もおなじみになっている。
そんな中、同社のアグロ事業部では霧の微粒化技術を活用した新しい形の農業の創造に挑戦している。そのひとつが「CооlPescоn(クールぺスコン・登録商標)」だ。クールぺスコンは、シンプルな構成で温室上部のノズルから微細な霧を噴霧し、自動で冷房・加湿・薬液散布・葉面散布を行うシステムである。
同システムは独自開発ノズルから出る霧が濡らすことなく室内に行き届き、ノズルはボタ落ちがなく、目詰まりしないのが特徴である。ノズルから発生する霧は、従来の細霧冷房よりさらに微細な霧「セミドライフォグ(微霧・登録商標)」だ。これにより作物や施設内を濡らすことなく効果的に冷房と加湿ができる。
同社の担当者は「濡れないというのがポイントです。弊社は30年以上前から温室を冷やすノズルを販売していた。しかしどうしても濡らすことがあった。この課題をクールぺスコンで解決したうえに、自動で加湿と薬液散布も同時に行うことを実現した」と力を込める。
クールぺスコンを導入することで、果菜・葉菜・葉茎菜類のハウス栽培で省力化、熱中症対策、ひいては収量増につなげることができる。
また、施設園芸のほか、畜舎における快適な環境づくりにも同システムはうってつけである。昨今の危険な酷暑から牛、豚、鶏、作業者を守るだけでなく、「防疫防除もしっかりできる」と畜産業界でも好評を博している。









