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令和7年7月28日発行 第3561号 掲載

新たな潅水管理製品を発売/誠和

 (株)誠和(大出浩睦社長・栃木県下野市柴262の10)は22日、本社において新製品発表会を開催し、施設園芸の未来を担う新たな潅水管理製品の発売を発表した。同社は、給液ユニット「たくみくんNX」、給液ユニットをモニタリングできるソフトウエア「SU用ロガーソフト」、潅水状況をリアルタイムでモニタリングできる「プロトラッカー」の3製品を8月より発売する。
 新製品発表会の冒頭、商品開発部の杵渕覚部長は「昨今の技術革新により施設園芸のやり方も変わってきている中で、新しいやり方に対応していくために、3つの新製品を提案します。これらの製品により新規就農、特に若い人たちに農業を始めてもらいたい」と挨拶した。
 続いて商品開発部の大森康祐氏、堀口陽平氏、鈴木さくら氏がそれぞれ製品の特徴を説明した。
 「たくみくんNX」は、同社の特徴である「EC(培養液濃度)制御」による給液を行うことができる、小~中規模(流量15~65リットル/分)に対応した、連続希釈方式の給液ユニット。少量多潅水の栽培方式に対応できる。
 〈製品の特徴〉
 ▽連続で希釈しながら給液できるため、原水・撹拌等のロスタイムがない▽最大8系統まで別々の給液量や濃度の管理ができる▽日射量に合わせ給液(オプション)を行うことができる。また、設定した時刻や給液したい時に行うワンショット給液機能を搭載▽設定したEC値(培養液濃度)をECセンサーで感知しながら、自動的に水(原水)と原液A、原液Bを混合して給液する。
 同ユニットはPCと接続し給液装置専用ソフト「SU用ロガーソフト」を使用することにより、日々の給液回数や給液ECなどのデータを自動的に保存・管理できる。
 同ソフトは、最大4台までの給液装置の一元管理が可能。給液データを毎日自動保存し、PCで給液装置の設定変更や動作状況を操作できる。
 「プロトラッカー」は潅水状況をリアルタイムでモニタリングできる製品。潅水管理を改善し、質の高い栽培を目指すために開発された。
 日射の変動は、蒸散の変動、給水量の変動に関連している。日射量が多いと蒸散が増加し培地が乾燥し、培地の養分が濃縮され、萎れや裂果の原因となる。また日射が少ないと蒸散が減り培地が過湿となる。酸素不足で根が呼吸できない状態になり、根腐れが起こってしまう。
 同システムは、同社のハウス内環境測定システム「プロファインダー」に接続して使用し、排液や日射の変動を確認しながら適切な潅水管理をすることができる。今まで見えなかった情報を見える化することで、適切な潅水管理が可能となり、植物が必要とする給水量に合わせて管理したい、肥料のロスを少なくしたいという人に適した製品である。
 杵渕部長は「新製品で作業の効率化、省力化を図り、日本農業の現状を打開する一助になればと思う」と、語った。

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