協同購入コンバイン導入レポ:価格、機能を高く評価/関東地域特集

共同購入コンバインを昨年、JA全農いばらきのJAマシーネ千代田から購入した宮崎忠弘氏(58歳、茨城県土浦市)を訪ね、1シーズンを経て使い心地はどうかなど、感想を聞いた。宮崎氏は、義父の急逝を受け、令和3年から米づくりを引き継いだ専業農家。田植え後に義父が亡くなり、収穫は急遽自分がという状況になり、「それまでは手伝い程度で、機械にも乗ってはいたが、心細い中での作業でした」と。
今年の作付けは2・7ヘクタール。品種はミルキークイーン。出荷先はJA・商業者の他、近くの直売所でミルキークイーンのファンがいることから、そちらにも提供しているとのこと。「ここではこうやっていた、ああやっていたと、義父が行っていたことを思い出し、また、近隣の農家に尋ねながら何とかやれてきたかな。段々自分でも分かってきたし、やはり1年1年の積み重ねですね」と生真面目にこの間をふり返る。
共同購入コンバインの導入については、長年義父が使ってきた3条刈の機械では故障が多く、収穫時期に故障して作業がストップしてしまうこともあったため、更新で買い入れた。「価格をみて、これなら上のクラスの4条刈がいい」と判断。他社製からの乗り替えで当初は操作に戸惑いもあったが、「刈り取り条数が増え、馬力アップしたことで、作業日数を減らすことができた。その分ほかの仕事に手が回りました」と感想を述べ、機能については「一部湿田があって、前は手刈りもしましたが、これに代えたことで水平制御の良さを一番感じました。湿田対応の心配が、気持ち的には解消されましたからね。それに燃費の良さも助かります」と高く評価。
さらに、「購入者向けのメンテナンス講習会をやってもらえて、あれはありがたかった」と振り返り、「慣れてきた今年はもっと楽に作業を進められるでしょうし、何回か使うことで気がつくことも出てくるでしょうが、今の時点では導入してホントに良かったと思っています」と笑みを浮かべる。
今後の営農に関しては、育苗ハウスの規模の問題、あるいは実家の作業を受ける可能性があることなどから、今のところ変えていく意向はないという。米価格の上昇はもちろん作付け意欲を上向かせる。「安定的に2万円を下回らない水準で推移してほしい」と話す。「私自身サラリーマンを経験し、親をみていて、農業で生計を立てるのはすごいことだと感じている。儲かる農業、後継のポイントはやはりそこでしょう」と、改めて米価格の重要性を指摘した。









