栃木でスマートアグリフェア/ヤンマーアグリジャパン関東甲信越支社

ヤンマーアグリジャパン(株)関東甲信越支社(杉山靖彦支社長・茨城県稲敷郡阿見町よしわら1の19の1)は15、16の2日間、栃木県矢板市のデカーレ矢板にて「スマートアグリフェアin栃木」を開催した。初日は時折強い雨が吹き付ける不安定な天気となったが、イベントを心待ちにしていた来場者らが訪れ、賑わいをみせた。展示会場は、屋内と屋外に設置。屋内では、新型の4条コンバインYH452Rをはじめ、YH571AやYH7135が並んだ。
屋内会場には、コンバインのほか、乗用田植機や平畝ロータリーマルチ管理機、直進アシスト野菜移植機などが展示された。また、静岡製機(株)の色彩選別機や低温貯蔵庫、金子農機(株)の遠赤外線乾燥機や送風機用集塵機など、他社製品も含め、多彩な農機を取り揃えた。
屋外では、手前にコンパクトハンマーモアYW490HとYW450Hを陳列。8月31日まで「草刈り応援キャンペーン」を展開していることもあり、目立つ場所で来場者にアピールした。奥に進むと、YT5114Rをはじめとしたロボットトラクタや直進アシスト付きトラクタがずらりと並び、運転席に座って乗り心地を確かめる来場者の姿がみられた。ほかにも、ジョンディアトラクタやラジコン草刈機、松山(株)のニプロ・スリップローラーシーダー、小橋工業(株)のアゼローター、(株)ビコンジャパンのブームスプレーヤ、(株)タカキタのツインレーキなど、土地柄に合わせた幅広い商品をラインアップし、来場者の関心をひいた。
矢板市内で50ヘクタールの米作を営む夫婦は「ヤンマーは、昔から農業専門でやってきており、信頼できる。長年、ヤンマーの農機を使っていて、エンジンの性能も良い」と、同社への信頼は厚い。30ヘクタールの米麦農家の女性は、15年ほど使っているコンバインの買い替えを検討しているという。「所属している農事組合法人は平均年齢72歳と高齢化が進んでいる」と先行きを不安視しつつ、省力化や効率化も考慮して下見にきたとのことだった。
関東営業部エリアマネージャーの黒内裕規氏は、同社上半期の販売状況について「60馬力以上のトラクタが好調だった」と述べた。米価は高騰したものの、来年はどうなるかわからないという不安もあり、「更新が必要な農機は今年中に購入したい」と考える農家が多いとみている。
今回のフェアでは初の試みとして、講演会を同時開催した。会場横にある建物内で、▽直播栽培について―乾田・湛水の特徴や栽培ポイント▽ザルビオ最先端の栽培管理支援システムについて▽稲の高温対策について―をテーマに、各30分の講演を実施。直播栽培の回では、乾田直播のメリットや導入に当たってのポイントなどを説明。実演動画を交えながら必要な機器例も紹介し、立見が出るほど盛況だった。
講演会併催の効果もあってか、「来場者の滞在時間が、いつもより長い印象」と黒内氏。会場のあちこちで社員と話し込む来場者の姿が散見され、農機購入への本気度も感じられた。
「展示会には、生の情報がある。日ごろ使っている農機について、何か困っていることがあれば相談してもらいたい。営業担当者はわからなくても、専門スタッフなら解決できることがあるかもしれない。展示会は、専門スタッフがお客様と話せる良い機会だ」と黒内氏は述べ、販売促進だけに留まらない、様々な開催意義を感じているとした。









