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令和7年7月14日発行 第3559号 掲載

ハタケホットケ:水田除草自動化ロボ/長野県特集

 テクノロジーを通じて農業の自動化と楽しさ向上を目指す(株)ハタケホットケ(日吉有為代表・長野県塩尻市大門八番町1の28スナバ)が手がける水田専用除草ロボット「ミズニゴール」が注目を集めている。同社は2021年10月に創業した農家出身のスタートアップ企業。
 ミズニゴールは、GPSを搭載し、田んぼを走らせるだけで、農薬を使わずに除草作業の自動化を実現する水田雑草対策ロボット。ロボットが水田を走行し、泥をかき混ぜ水を濁らせることで雑草の光合成を遮断し、水稲の有機栽培の最大のネックである草取りの手間を軽減する。走行時には水を濁らせるだけでなく、本体に取り付けたブラシで田面を引っかくことにより、生えたての雑草を物理的に除草することも可能。作業能率は、10アールの田んぼを約15分で除草でき、1日に3ヘクタールの除草が可能。田植え後5日を目安に田んぼに入れ、圃場の様子を観察しながら中干しまでの40~60日間、3~5日おきに活用する。3~5日おきに除草を繰り返すことで1台で9~15ヘクタールをカバーできるという。「稲が大きくなるまでの初期除草の労力を大幅に削減する」としている。
 また、本体は軽量に設計されており、基本的に車輪が稲を踏んでも問題ない。大型の車輪で走行するので、水位に関係なく使用できるほか、土の深さや泥の粘土質にもよるものの、標準タイプのバッテリー1本で約60~90分間作業でき、本体は防水仕様なので雨の日でも使用できる。
 同機は手動で操作するラジコン型と、予め設定したルートを準天頂衛星システムみちびきCLAS対応の自動運転で走行するGNSS自動運転型(2025年最新モデル)がある。2025年モデルは今年1月、内閣官房主催の地理空間情報を活用したビジネスアイデアコンテスト「イチBizアワード」で最優秀賞を受賞した。

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