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令和7年7月14日発行 第3559号 掲載

麻場:「霧」を自在に管理/長野県特集

 (株)麻場(麻場正紀社長・長野県長野市北長池1443の2)は、昨年創業75周年を迎えた。「霧」を自由にコントロールする独創的かつ高度な技術で、最善の製品が提供できるよう努力を続けてきたユニークな会社だ。
 同社の代表的な製品として噴霧器の手元の握りを回すことで遠近調整ができるノズル(噴口)がある。世界で一番最初の製品・商品開発となったこの技術は、現在日本国内はもちろん、世界のスタンダードとなっている。
 最近は、農薬メーカーと連携して製品を開発するなど、より使いやすく、より作業効率の高い散布機を市場投入している。また、販売面ではホームセンター(HC)ルートも開拓している。
 大学とタイアップをして、様々な共同研究も行っている。その代表例が水の中に高圧水を噴射し、非常に微細な振動を発生させることで、ナノバブルを生成する技術。「ナノ」とは10億分の1の単位で、1ナノメートルは10億分の1メートル(=100万分の1ミリメートル)。肉眼では見えない超微細な世界だ。この共同研究開発は特許を取得し、麻場の技術はメディアからも大きな注目を浴びた。各方面から「霧」を使った応用技術の製品の提供依頼を受けているという。
 今後は第一次産業分野を中心に一品一様の特注品にも注力する一方、CO2の削減を目的としたガソリンエンジンを使用しないニッケル水素やリチウムイオンを使用したバッテリー式の商品の開発など、クリーンなエネルギーを利用した自社商品開発にも力を注いでいく。

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