6月の食料価格微増/FAO調べ

FAO(国連食糧農業機関)は4日、2025年6月のFAO食料価格指数を発表した。それによると、6月のFAO食料価格指数は平均で128・0ポイントとなり、前月比0・7ポイント(0・5%)増とわずかに上昇した。微増の背景をみると、穀物と砂糖の価格指数は下落したが、乳製品、肉類、植物油の価格指数の上昇がそれを上回ったことがあった。前年同月比では7・0ポイント(5・8%)増となったものの、2022年3月に記録したピークからは32・2ポイント(20・1%)低い水準。
内訳をみると、FAO穀物価格指数は6月平均で107・4ポイントとなり、前月比1・6ポイント(1・5%)減、前年同月比7・8ポイント(6・8%)減となった。トウモロコシの世界価格がアルゼンチンとブラジルの季節的な供給増加により2カ月連続で大幅に下落。ソルガムと大麦の世界価格も下落。小麦価格は上昇した。米価格は、インディカ種の需要低迷により0・8%下落した。
一方、FAO食肉価格指数は6月平均が126・0ポイントとなり、前月比2・6ポイント(2・1%)、前年同月比で7・9ポイント(6・7%)上昇し、過去最高値を更新した。この上昇は家禽類を除くすべての食肉類の価格上昇が要因。同様に、牛肉価格も、ブラジルからの輸出供給の逼迫と米国の旺盛な需要を反映し、新たな高値に達した。豚肉相場は、安定した供給を背景に世界的な輸入需要が堅調だったため上昇。羊肉価格は、堅調な国際需要とオセアニアからの輸出量減少に支えられ、3カ月連続で大幅に上昇した。
FAO乳製品価格指数は6月に154・4ポイントとなり、前月比0・8ポイント(0・5)上昇、前年同月に比べ26・5ポイント(20・7%)高くなった。バター価格指数は月間上昇率が過去最大となり、2・8%増の225ポイントで過去最高を記録した。チーズ価格も3カ月連続で上昇した。
一方、FAO植物油価格指数は6月平均155・7ポイントとなり、前月比3・5ポイント(2・3%)上昇し、前年同月比で18・2%増と大幅に上昇した。この上昇は主にパーム油、菜種油、大豆油の価格上昇を反映したもの。
また、FAO砂糖価格指数は6月平均が103・7ポイントとなり、前月比5・7ポイント(5・2%)下落。4カ月連続の下落となり、平均100・0ポイントを記録した2021年4月以来の最低水準となっている。この下落は主に、主要生産国の供給見通しの改善によるものだという。









