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令和7年7月14日発行 第3559号 掲載

アクシア社の全株式取得/デンソー

 (株)デンソー(林新之助社長・愛知県刈谷市昭和町1の1)は安定的な食料の生産と供給の実現を目指し、オランダの種苗メーカーであるAxia Vegetable Seeds B.V.(Alois van Vliet社長、以下アクシア)の全株式を取得した。今回の全株式取得は、デンソーによる食農分野への進出を加速させるもの、としている。
 近年、気候変動と人口増加による食料不足などが世界中で社会課題となっており、需要に合わせて食料を安定的に生産・供給できる農業生産体制の構築が必要となっている。
 デンソーは、これまで自動車領域で培ってきた工業化技術と、様々なパートナーが持つ栽培に関する専門的な技術を掛け合わせ、データ駆動型栽培などの革新的な栽培方式の開発を加速させてきた。
 またアクシアは、高度な施設園芸が盛んなオランダで設立された種苗企業であり、世界トップクラスの育種に関する専門知識を活用し、高い耐病性、優れた味、高品質、そして高収量を兼ね揃えたトマトの種苗を開発し世界中で販売してきた。
 今後、デンソーとアクシアは相互に連携し工業化技術を種苗開発に取り入れることで、栽培の自動化やあらゆる気候に適した高品質なトマト品種の開発を進めていく。また、デンソーの持つ画像認識技術やAI技術を活用することで、アクシアの開発期間を短縮し、付加価値の高い種苗をより早く市場投入していく。
 両社はこれらの取り組みを通じて、種苗から栽培までの生産者の多様なニーズに応える安定・計画生産を可能にする栽培ソリューションの構築を進め、世界中で持続可能な農業の実現を目指す。
 デンソー上席執行幹部(フードバリューチェーン事業推進部担当)の向井康氏は「種苗業界において卓越した開発力とノウハウを持つアクシアが、デンソーグループの一員となることを大変嬉しく思います。デンソーの持つデジタル・自動化技術とアクシアが持つ育種専門知識を融合することで、安心で高品質な種苗を早期に開発し、私たちの目指す姿である『いつでも・どこでも・だれでも』安全で美味しい食の提供を実現していきます」とコメントしている。 また、アクシアのVliet社長は「デンソーグループの一員となることで、『最高品質のトマトの種苗を世界中に届ける』という私たちのミッションをさらに加速させることができる」とコメントした。

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