次世代の新発電システム/やまびこが新製品発表会

(株)やまびこ(久保浩社長・東京都青梅市末広町1の7の2)は既報の通り、発電機メーカーとしての技術力を活かし、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する革新的な次世代発電システムとして「マルチハイブリッドシステム10kVA」の販売を開始した。千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた「国際建設・測量展」の同社ブース内で6月18日、新製品発表会があり、同社の担当者が報道陣に商品概要を説明した。太陽光発電や蓄電池、発電機を組み合わせ、稼働状況や天候に応じて電力を最適に供給する同システムは、発電機の稼働を削減するほか、コスト削減などに貢献する。
同社によると、同システムは、晴天時は太陽光発電の余剰電力を蓄電池に蓄え、発電機の稼働を不要にする。悪天候時は蓄電池からの電力供給を優先し、発電機の稼働を最大90%以上削減することが可能になる。これにより、再生可能エネルギーの最大活用とCO2排出量の最小化を実現。発電機単体で電力供給した場合と比較して、化石燃料由来の軽油の使用量は最大90%の削減となり、コスト削減に寄与。
また、騒音や排気の低減による快適な作業環境の提供に加え、災害時の独立電源やBCP用途にも適しており、建設現場やイベント会場、再エネ志向の自治体・企業等における省エネ・脱炭素ソリューションとして幅広く活用できる。
新エネルギーマネジメントシステム「K―EMS(ケムズ)」を搭載しており、発電機の稼働を最小限に抑えることで運用効率を最適化。蓄電池が満タンになったら発電機は自動停止するようになっている(1時間未満)。燃料残量の遠隔通知も可能。ISO/IEC27001に準拠したセキュリティ環境のもと、複数現場の同時管理ができる。
(株)技研製作所(高知県高知市)のモバイルエコサイクルの独立電源としてのマルチハイブリッドの実証運用では、327日間の稼働で従来の発電機よりもCO2排出量が約90%削減。
工事現場の仮設ハウスでも効果が出ている。系統電力のない場所にある工事現場で、独立電源としてマルチハイブリッドキューブを使用。仮設ハウスの空調や照明、OA機器、調理器具、自動販売機など幅広い用途で、必要な電力を安定供給している。
やまびこ開発本部IPE開発部長の長尾敏宏氏は「インフラのための電気をなんとか地産地消できないかと考えた。コンパクトで場所を取らず、様々な用途で活用できる。こうした展示会を通して知名度を高め、普及させていきたい」と話した。
やまびこは、課題解決に向けて同じ志を持つアライアンス企業と協力し、これまで培った知見と技術を最大限に活用した革新的な発電システムを開発。これを支えるサービスとソリューションを提供することで、持続可能な輝く未来づくりに貢献していく。









