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令和7年7月7日発行 第3558号 掲載

「ISEKIレポート2025」発刊/井関農機

 井関農機(株)(冨安司郎社長・東京都荒川区西日暮里5の3の14)は6月30日、統合報告書「ISEKIレポート2025」を発刊した。これは株主・投資家をはじめ幅広いステークホルダーに、井関グループの中長期的な企業価値の向上について、財務・非財務の両面から伝えることを目的に発行しているもので、井関グループの価値創造について、「井関グループの価値創造」「企業価値向上のための経営戦略」「経営基盤の強化」の3つの構成で伝えている。
 同社では、今回のISEKIレポートのポイントとして、(1)抜本的構造改革・成長戦略を推し進める「プロジェクトZ」施策=長期ビジョン「食と農と大地のソリューションカンパニー」の実現に向け、2024年7月18日に具体的な施策を公表した「プロジェクトZ」の目的や成長ストーリー、抜本的構造改革と成長戦略の施策について紹介している(2)100年記念座談会=100周年を記念して「プロジェクトZ」の成長戦略」と「女性活躍」の2つのテーマについて、それぞれ取締役×現場のキーパーソンによる座談会を通じて取り組みを紹介している(3)経営基盤の強化に向けた取り組み=企業価値向上に向けた「人材戦略」や「コーポレートガバナンス」に関する取り組みについて、従業員の声やアンケート結果などを通じて紹介している―の3点をあげている。
 冨安社長は、同レポート内のインタビューの中で「今後どのような株価水準を目指していくか」を問われ、「株価については、短期的な株式市場の反応に一喜一憂するものではなく中長期的な企業価値の反映と受け止めるべきだ」としたうえで、2024年の株価が本決算発表後も低位に留まったのはプロジェクトZの意義やKPI達成見通しに対する株式市場の信頼を十分に得られなかった結果とした。一方、2025年に入って株価が上昇に転じたのは、「2024年の業績が想定通りに着地し、プロジェクトZの進捗や2025年の増益見通しが評価されたため。米価の上昇があったとはいえ、当社の取り組みが信頼に値することを、市場に受け止めていただいた結果だ」とし、2027年12月期にPBR1倍超、株価3500円以上の達成を明確な目標として挑戦していくと述べ、創立100周年の節目をさらなる変革の出発点と捉えて、「次の100年に向けてISEKIグループを新たな成長のステージへ導いていく覚悟」と決意を披歴している。
 また、プロジェクトZリーダーの小田切元代表取締役専務は「2027年までに(1)連結営業利益率5%以上(2)ROE8%以上(3)DOE2%以上の達成」を訴え、2025年3月に総合企画、IR・広報、財務担当役員に就任した谷一哉取締役常務執行役員は、「事業従事経験を通じ、成長性や資産効率化を見極め、プロジェクトZ最大限の成果を目指し、強固な財務基盤を形成していきます」と決意を述べ、営業本部長の石本徳秋執行役員は「お客様の課題に寄り添い、持続可能な農業の実現に貢献し、日本農業の未来をサポートしていきます」とし、海外営業本部長の木全良彰執行役員は、欧州でナンバーワンブランドの地位を確たるものにし「欧州売上高400億円超(2030年)」を展望、開発製造本部長の渡部勉執行役員は「一人ひとりのアイデアと工夫で最適化を完遂し価値ある商品を創造していきます」とそれぞれ決意を述べている。

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