売上高は376億円/三菱マヒンドラ農機・2025年3月期連結決算

三菱マヒンドラ農機(株)(齋藤徹取締役社長CEO・島根県松江市東出雲町揖屋667の1)はこのほど、2025年3月期事業実績並びに2026年3月期連結業績見通しを発表した。それによると、2025年3月期の総売上高は376億円(前年同期比13・3%減)となった。国内事業では草刈機を中心とした関連商品が好調であったことで、売上高としては前年並み(3・0%減)を維持。一方、海外事業は米国出荷台数が減少したことで、海外売上高は大幅な減少(43・0%減)となった。
国内事業では、生産資材高騰と農家数減少を背景とする農機本機市場の縮小が加速しており、市場低迷の影響を受けたものの、草刈機を中心とした関連商品が好調であったことで、売上高としては前年並み(3・0%減)を維持した。
海外事業は、韓国への田植機の出荷が好調だったほか、トルコへの販路開拓を行ったことで米国以外の地域への出荷量は増加したが、米国での金利の高止まりによる需要低迷により米国出荷台数が減少したことで、海外売上高は大幅な減少(43・0%減)となった。
施設事業は年度当初は資材高騰による発注控えが見られたものの、民間ハウス工事案件や北海道の野菜関連施設整備の受注が売上げを支えたほか、年度末に向けて水稲関連施設の改修が進んだことなどにより売上げを確保した。
〈2025年3月期の取り組み(抜粋)〉
(1)島根県大田市、埼玉県幸手市と有機米の産地づくりに関する自治体連携協定を締結
(2)猛暑下でも甘くて美味しいイチゴを収穫できる「イチゴ周年栽培システム」を発売
(3)創業110周年記念事業実施(地元・穂掛祭への参加・各種キャンペーンなど)
(4)新型トラクタXSシリーズ発売
〈2026年3月期の連結業績見通し〉
2026年3月期の売上高は「微増」を見込んでいる。
国内市場は中長期での市場縮小傾向は続くものの、米価の回復により更新需要も回復傾向にあり、緩やかな市況改善が期待される。また、好調のショートディスクハロー「KUSANAGI」については、より高馬力のトラクタに適用する追加モデルの市場投入を予定しており、一層の市場開拓を進めるとともに、周辺製品を含めて販売増を図る。
海外市場は米国の関税政策に依然として不確実性が残るものの、米国の在庫調整は進展しており、米国以外の地域でも需要は概ね前年並みの水準で推移すると見込んでいる。
施設事業については、引き続き園芸施設改修などの受注に取り組んでいくとともに、新技術のイチゴ周年栽培システムの受注を推進していく。なお、イチゴ周年栽培システムの本格的な売上げへの貢献は2026年度(2027年3月期)以降を見込んでいる。
〈2026年3月期の取り組み(一例)〉
▽2025年上期新商品として、新型トラクタ(GJEなど)、コンバイン(XC448など)5機種8型式を発売(5月)
▽有機米栽培拡大に寄与する「紙マルチ田植機」の実演・モニターを全国60カ所余りで実施。環境や健康への意識高まりを背景に紙マルチ田植機販売数は着実に増加
▽高馬力トラクタに対応可能な「KUSANAGI」追加モデルの発売を予定
▽松江市東出雲町意東で「イチゴ周年栽培システム」試験棟の整備・稼働を予定。イチゴ周年栽培システムの試験施設は、今夏の見学開始を目指す









