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令和7年6月30日発行 第3557号 掲載

松本システムエンジニアリング:安全な林機を開発/高性能林業機械特集

 毎年、林業機械展示会に新規機種を持ち込み、その開発意欲と実行力を強く印象づけている松本システムエンジニアリング(株)(松本良三社長・福岡県)。作業道の作設などに活躍する「ザウルスロボ」を皮切りに、立木の伐倒作業については、「フェラバンチャーザウルスロボ」「トリケラ」「メイ」「ブラキオEX」と、現場ニーズに合わせて選択できる機種シリーズを整えている
 そしてさらに、いま最も注目されているのが「シン・ラプトルⅡ」と命名されたラジコン式伐倒作業車。人が立木の近くにいなくとも作業でき、傾斜地でもその場旋回によって伐倒方向を定められ、最大登坂角(45度)ではアシストウインチを使うことで転落を防止と、何よりも安全性は格段に向上。切断した立木をゆっくりと倒すことで車体転倒などの事故や車両の破損を防ぎ、30度の勾配でも山側に向かっての伐倒が可能だ。
 ラジコンを操作するオペレータは、立体視映像システムの専用メガネを装着。専用メガネにはカメラ視野180度範囲内で顔を向けた方向の映像が立体的に視えるように遅延なく投影されており、車両から離れた場所でも目の前で作業を行っている感覚で操作できる。
 先に大阪・関西万博会場の農林水産省コーナーに設けられたスマート林業ブースでは、同機の紹介パネルと伐倒シミュレーションゲームでその機能を説明。VRゴーグルを装着して行うゲームは、大人気となった。会場で松本社長は、「今年は植栽機の新製品をリリースする。また、山火事に関連する取り組みも考えている」と話し、同氏の林業機械開発にかけるエネルギーは、涸れることを知らない。

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