キャニコム:林内作業車特別教育を実施/福岡県特集

キャニコム(包行良光社長・福岡県うきは市吉井町福益90の1)は、兵庫県加西市で「林内作業車特別教育」を、10月21、22の2日間にわたって実施する。対象製品は「SUPERやまびこ」と「フォワーダやまびこレインジャー」で、やまびこシリーズが車両系木材伐出機械に該当するため、業務で使用する際には労働安全衛生法で定められた特別教育が必要であることから、同社はユーザーの受講を推奨している。
林業・木材製造業労働災害防止協会が主催する教育会はあるが、メーカーとしての開催は業界では初だという。キャニコム「デザインの森 加西」の古澤健作営業所長にその経緯を聞くと、NPO法人や個人から製品の安全性についての問い合わせが増加したことが背景にあると話した。「高齢化や暮らしの変化などで手つかずになってしまった山の整備に、NPO法人などが小型のSUPERやまびこを使用するケースが増えた。しかし、山に興味を持ち、いきなり作業に参加する人もおり、機械の安全な取り扱いについての知識が乏しい場合が多く、非常に危険だ」と説明した。
また、大型で事業体向けの「フォワーダやまびこレインジャー」に関しては、以前、ある企業から依頼を受け、出張教育会を実施したところ費用や手間がかさみ、それならばと自社で実施するに至ったと語った。
講習1日目は林業機械化協会が編集した「車両系木材伐出機械等運転者教本」に沿った座学、2日目は実機を用いた実技だ。現場の人がより安心で安全に製品を使用できるカリキュラムとなっている。定員は30人で、受講料は税込み4万3630円。「参加は、事業体は必須だが自伐林家は業務ではないので法律的に必要ない。しかし、林業は全産業の中で最も事故が多いといわれている。安全に製品を使用するコツを伝えられたら」と述べた。
対象製品の「SUPERやまびこ」は、片側全載横積み型で1・2トン積載可能。ラジコンウインチ搭載モデルもあり、通常であれば2人要する作業が1人で完結する。同所長は「林内作業車の中では最も小型なので自伐林家にお勧め」だとアピールした。一方、「フォワーダやまびこレインジャー(BY510)」は3トン積載可能。抜群の機動力と作業性に加えてスイッチバック機能などで山を傷めにくい運搬車。どちらも現場で作業する人たちの「声」から生まれ、「かゆいところに手が届く」機能が揃った仕様だ。
▽林内作業車特別教育の詳細・申し込み=キャニコムウェブサイト(canycom.jp)









