技術挑戦を展示会でPR/諸岡

(株)諸岡(諸岡昇社長・茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町358)は、先に開催されたNEW環境展、国際建設・測量展に出展し、同社が掲げるグリーンビジネスへの積極参入などの営業戦略に即した製品群をアピール。また、今後、様々な現場の省力化、安全性向上を図る先進技術として、「MORO―ROBO」と命名した遠隔操縦技術、自動運転技術を紹介し、営業、技術開発の両面でチャレンジを当たり前に展開していく同社の意欲を強く印象づけた。
新中期計画のスタートに当たる今年、同社は「『大地と技術の開拓者』への挑戦を当たり前に」を掲げて人材戦略、マーケット戦略、経営の基盤強化を推進している。国際建設・測量展の会場で諸岡社長は、「国内は堅調に推移しているが米国市場はまだ芳しくない。それが全体の売上げに響いているものの、利益は着実に向上している」とし、社内対策の浸透を強調しつつ、各種新製品の機能説明をはじめ未来に向けた技術開発の現状紹介を通じて、同社の挑戦の姿勢を参観者に伝えた。
NEW環境展では、木質資源の有効活用を図る樹木粉砕機、ロータリスクリーン、荷台脱着式フォワーダなどを展示、グリーンビジネスを支える同社の姿勢をアピール。国際建設・測量展では、新製品としてMST160CR(16トン、クルクルキャリア)、MST55MH(5・5トン、荷台着脱式運搬車)、ブース内セミナーで取り上げたMST80CR(8トン、超遠隔操縦クルクルキャリア)およびICT―MST―1000VDL(5・5トン、自動運転フォワーダ)=両機は参考出展=、また屋外にはMST40F(4トン、フォワーダ荷台特別仕様)、MST40CR(クルクルキャリア)、MST30CT(3トン、180度荷台回転キャリア)=参考出展=などを出展し、開発力を誇示した。
特に新しい技術への挑戦に関しては、「MORO―ROBO(モロ―ロボ)」の統一名称を冠して推進している遠隔操作技術と自動運転技術の研究についてセミナー形式で説明。前者は「目視内ラジコン仕様のクルクルキャリア」(特注パッケージ発売中)、「超遠隔操縦クルクルキャリア」(開発中)、また後者は森林総研などと共同で開発しているフォワーダのプロトタイプや複数台同時運行による迅速・大量運材のもようを動画で紹介した。
超遠隔操縦クルクルキャリアは、車体に組み込まれたカメラなどから送られてくる映像・音声などの信号を、オペレータのいる離れた場所(事務所)で受信し、事務所内から操縦コントローラを介して車両制御信号を出し、当該車両を稼働・管理するシステム。ちなみに従来型は後付けのメカニックなものだったが、新機種はCAN通信による電子制御式となっている。
他方、林業用フォワーダについては、令和5年度の林野事業で実証しているMST1000―VDL(5トンクラス)の走行試験の状況を動画で示し、障害物検知、路面形状の検知を行って安全に走行する様子、さらに複数の車両を同時に運行し、スピーディー・大量輸送のニーズに応える様子を映し出した。









