サンクスフェア開催/JA全農にいがた

JAとJA全農にいがたは20、21の両日、新潟市産業振興センターにおいて農業機械大展示会「2025サンクスフェア」を開催した。会期中に県内各所から3908名が来場。昨年を332名上回る結果となった。
同展での主な見どころは、(1)スマート農業関連機械の展示(直進アシスト機能搭載機、ザルビオ対応機等)(2)共同購入コンバインをはじめとした、各社の低価格コンバインの展示(3)リモコン操作で自動運転ができるアグリロボ田植機(無人仕様)の実演(4)体験コーナー(共同購入コンバインの試乗、ラジコン草刈機とバッテリー農機の操作体験)に加えて、肥料・農薬コーナー、ミニ講習会など様々な企画を用意した。
クボタ、ヤンマー、井関農機、三菱マヒンドラ農機をはじめとした主要農機メーカーや、麻場、大島農機、カンリウ工業、熊谷農機、ササキコーポレーション、サタケ、静岡製機、スガノ農機、太陽、ホクエツ、松山、丸山製作所、マルマス機械、やまびこなど約30社の農機メーカーを集め、会場は大いに賑わいを見せた。中には、開場から30分ほどで、5件の見積もり依頼が入り、その対応に追われるメーカー担当者の姿もあった。
屋外の実演コーナーでは、アグリロボ田植機(無人仕様)や共同購入コンバインの試乗を実施。また、ラジコン草刈機やバッテリー製品の操作体験も行った。特にラジコン草刈機の体験コーナーの人気が高い印象だった。昨今の猛暑のため、エアコンの効いた車内から操作が可能なラジコン草刈機は、省力化はもちろん、作業者の身体の負担軽減、猛暑から命を守るための技術として、活用が広がりを見せている。機械が比較的手に入りやすい価格帯であることも相まって盛況さにつながっているように感じられた。
ミニ講演会の内容は、栽培管理支援システム「ザルビオ」や米の高温対策(JA全農にいがた担い手・営農支援部)、スリップローラーシーダーを活用した乾田直播(ヤンマーアグリジャパン(株))、水田用自動給水機「アクアポート」(北菱電興)、もみ殻有効活用「グラインドミル」((株)エステールecp)。各回とも盛況で、生産者の関心の高さを物語った。
来場者の声も紹介したい。上越の中山間地で10ヘクタールを営農する50代男性は「昨年は暑さでカメムシが発生し、量は穫れたが品質が悪かった。米価が上がっているとはいえ、商売人ではないから、米の値段が上がることに抵抗がある。米不足の声が出始めて以降、米は余ってないかという問い合わせは今春くらいまでは多かった」という。ドローンを熱心に見ていた上越で15ヘクタールを2人で営農する30代男性は「昨年は籾すり機、乾燥機、トラクタ用モアを更新できた。今年は基盤整備の目途が立ち、先が見通せるようになってきた。ある程度の収入が見込めそうなので、早めに機械投資をしたい。ドローンの散布は一人でやりたいので軽トラに積むことを考えると、小さい機体が良い」と述べた。共同購入コンバインを見ていた、長岡市にほど近い与板町で稲作を中心に10ヘクタールを営む60代男性は「大豆播種の最中だが、農業機械士だから機械に興味があって見に来た。昨年の米は倒伏が多くて10年使ってきたコンバインがかなり疲弊した。共同購入機は価格も抑えられているし、機能面でも十分。検討したい」と話した。









