和同のMR-400の活用事例/刈払機・草刈機特集

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梨栽培では、作業の多くが人手に依存しており、また、梨棚の高さは180センチ程度で、作業従事者は中腰姿勢を余儀なくされ、体への負担は辛いものがある。このため、防除や草刈りでは棚下を自在に動き回れる低床式車両に対するニーズが強くなるが、ロボット草刈機にはそれらの労苦を一気に解消できる能力がある。ただ、鈴木会長が指摘する通り、草が伸びたら刈る―従来のやり方から、24時間自律的に動いて草を刈り回るというロボットのイメージがピンとこないところに、その真価を測りがたい面がある。また、草が伸びないうちに刈るため集草の手間がないというのも不思議感を持たせる。
ロボット草刈機の魅力は、まさにそのピンとこない部分であって、実演・説明が進む中で参加者は具体的なメリットを意識し、担当者に疑問・質問を投げかけ始めた。
和同産業が出品したMR―400については、同社関東営業所の高橋琳也氏が説明した。同機はエリアワイヤーを敷設して、その領域内を動き、電力が少なくなれば自動で充電ステーションに戻り充電した後再び草刈り作業へと出向くロボット。既販のMR―301の作業領域が約3000平方メートルだったのに対し、MR―400は同約4000平方メートルに拡大し、アシストとして、ダイレクト帰還ポイントを自動設定、かつ作業エリア内にポイントを指定し、草の多いエリアを重点的に作業するように誘導する「ポイント指定刈り」(一定時間作業すると自動的に解除)の機能を加えた。
また、スマホやタブレットを用いるアプリ機能をグレードアップし、曜日ごとに細かい時間設定を可能にするなど(設定可能数は10個)、スケジュール設定の充実も図っている。
さらに、敷設ワイヤーはモグラやキツネ、ハクビシンなどの害獣の噛みつきや、スピードスプレヤーの踏みつけにも耐える屈強なものを採用している。
鈴木会長は、実演会の後、住宅地と果樹園が混在しているところがあるという会員事情を慮れば、電動の静かさは大変ありがたいと話し、従事者の高齢化、人手不足の傾向が強まる中、ロボット化のニーズはますます高くなると見通した上で、実物の動きを目の当たりにできた勉強会の意義を強調した。








