普及するラジコン型/刈払機・草刈機特集

ラジコン草刈機は、農林水産省が進めたスマート農業実証プロジェクトによって、一気に知名度がアップしたのは周知の通りだ。
令和元年度にスタートしたスマート農業実証プロジェクトは、スマート農業技術を実際に生産現場に導入して技術の実証を行うとともに、技術の導入による経営への効果を明らかにする取り組みだが、ラジコン草刈機はドローン等と並んで導入技術の1つに加えられ、全国各地の生産現場で稼働。また、プロジェクトの一環として進められた各地の現地検討会などでその高い作業能力が注目を集めた。
ラジコンやリモコン式の草刈機が関心を高めているのは、その作業性の高さにある。農林水産省では、スマート農業実証プロジェクトで導入したそれぞれの機械・技術についてホームページに「農業新技術製品・サービス集」としてアップし、情報提供しているが、こうした遠隔操作型の草刈機のメリットとして、「急傾斜地や人が入りにくい耕作放棄地等での除草作業で使用可能な、リモコンにより遠隔操作する草刈機」と位置付けたうえで、(1)危険な場所での除草作業も安全に実施可能(2)軽量コンパクトで、軽トラックでの運搬が可能(3)作業時間を低減可能―の3点を強調している。
このホームページのコーナーでは、取り扱い企業として、サンエイ工業(株)▽和同産業(株)▽(株)ササキコーポレーション▽キャニコム▽(株)クボタ▽(株)アテックス▽ハスクバーナ・ゼノア(株)▽ソフトバンク(株)▽三陽機器(株)▽ヤンマーアグリ(株)を取り上げて紹介しているが、最近の遠隔操作で作業する草刈機の取り扱い企業は、それ以外にも広がり、厚みを増している。こうした企業によるプロモーション、営業活動の展開、広がりによって市場を形成し、最大の特徴でもある危険な場所での作業を安全にこなす点が評価され需要を獲得している。
リース・レンタルを展開する有力企業の取り扱い機種となっていることからも、こうしたラジコン・リモコンで稼働する遠隔操作型草刈機の関心の高まりがうかがえよう。
最近の機種的な動向としては、セールスポイントの1つである傾斜地対応能力の向上を図るとともに、スペックを整えてより作業性を高めている。









