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令和7年6月23日発行 第3556号 掲載

電動車両を試乗評価/ヤマハ発動機

 ヤマハ発動機(株)(設楽元文社長・静岡県磐田市新貝2500)は6日、東京都江戸川区のカヌースラロームセンターで、「DIAPASON(ディアパソン)C580」試作車両の試乗評価会を開催、新規市場・需要を拓く同機の玉成に向けて関係者の意見を集めた。
 DIAPASON(音叉の意)は、同社の電動ユニットとホンダの着脱式可搬バッテリーを活かし、幅広い業界の共創企業とともに開発を進めている電動車両。農業分野では、クボタや三陽機器、丸山製作所などと手を組み、新しい2人乗りの圃場見回り作業・運搬車として活用が期待されている。
 同社の新規製品開発プロセスにおいて、試作車両の試乗という方法は初めて。実際に関係者から改良の要望や利便性アップなどに関する声を集め、より良い製品に仕上げていくねらいがある。試乗に供されたC580は、最も早く市販が予定されているもので、試乗では始動スイッチ、操作モード切り替え、サイドブレーキ操作などの説明を受けた後、実際に不整地上や坂道を走行し、スラロームにおけるハンドル操作の具合、乗り心地を確かめ、電動の使い勝手の良さ・手軽さ、2人乗りの楽しさなど、これまでの農用機械にはない面白さを味わった。
 展示機には、軽量化のために透明樹脂を採用したフロントドーザ、屋根上の荷物置き台、車両後方部に設置した荷物運搬用具など、これまでに見られなかった装備が施され、参加者は進化を続ける同車両の最終形に興味津々。今後はクボタグループの農機展示会で展示や試乗を進め、さらにユーザーの声、要望を収集し製品に反映しつつ仕上げ作業を進めていく。
 同社は小型特殊免許で運転でき、公道が走行できる車両を基軸に置いており、完成品は来年11月にリースを開始することが決まっている。

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