作況指数公表を廃止/農林水産省

農林水産省はこのほど、「生産現場の実感に合っていない」として、令和7年産から、作況指数の公表を廃止することを明らかにした。当年産の10アール当たり収量については前年産と比較して示す。今後は、水稲収穫量調査へのデジタル技術の活用を進めることとし、標本調査に加え、試行的に収量コンバインで収集された収穫量のデータを活用することを検討する。
作況指数については、過去30年間の収量のトレンドである平年収量との対比であり、直近年と比較する傾向の高い生産者・関係者の実感とのずれの大きな要因であることを踏まえ、主食用米の作柄は前年との対比で示すよう変更し、作況指数の公表を廃止する。収穫量調査におけるふるい目については、1・70ミリから生産者の用いる1・80ミリ~1・90ミリへの変更を検討する。
今後は、水稲収穫量調査へのデジタル技術の活用を進める。人工衛星のデータを活用した作柄予測については、令和2年産から導入しているが、収穫量を予測するには精度が確保されていないことから、引き続き知見を収集し、今後の導入に向け検討。収穫と同時に収量等の測定が可能な収量コンバインの導入が進められていることから、標本調査に加え、試行的に収量コンバインで収集された収穫量のデータを活用することを検討する。
小泉進次郎農林水産大臣は17日の定例会見で「作況指数というのは、過去30年間のトレンドから算出した平年収量と比べて多いか少ないかであって、収穫量全体を表したものではない。なのに、収穫量全体が多いか少ないかを表しているという風に受け止めておられる方が多い」と、問題点を指摘した。









