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令和7年6月23日発行 第3556号 掲載

「農業技術の基本指針」に農機安全対策を追加/農林水産省

 農林水産省は13日、「農業技術の基本指針」(令和7年6月)を公表した。今回、農作業の安全確保に向けて、熱中症対策、農業機械安全対策に係る研修について追記した。
 今回の主な改定内容は新たな「食料・農業・農村基本計画」に合わせて全体構成を変更。「不測時における食料供給の確保」、「品種のグローバル展開」などの新たな項目を追加。食料の安定確保、輸出促進及びスマート農業の推進に向けて、新品種や重要品種、栽培技術の標準作業手順書(SOP)などの関連情報を追記。農作業の安全確保に向けて、熱中症対策、農業機械安全対策に係る研修について追記など。
 特に、安全性の高い農業機械等の導入について記載。農研機構農業機械研究部門が実施する安全性検査の基準が令和7年度から改正され、例えば、農用トラクタ(乗用型)においては、シートベルトリマインダーとPTOインターロック(離席するとPTOへの動力が遮断する)を搭載することが、新たな基準として盛り込まれた。安全な農業機械の導入を推進するため、農業機械の型式選定にあたっては、新たな安全性検査に合格した機体を優先するよう指導の徹底を図る。
 また、鳥獣被害対策において、野生鳥獣を農地等へ侵入させないための電気柵の設置にあたっては、電気柵用電源装置の使用及び危険である旨の表示等、安全確保を徹底する。このほか、がん具煙火を鳥獣の追払いに使用する場合には、「がん具煙火として販売されている火器類を動物の駆逐の用に供するために消費する場合の注意事項について(周知徹底)」等を参照し、安全に十分配慮して使用することが必要であるとした。
 農作業の安全対策については、農作業中の事故を防止するためには、(1)農用トラクタ(乗用型)について、安全キャブ、安全フレーム付きの機種を使用(可倒式の安全フレームは立てて運行)し、シートベルト、ヘルメットの着用を促す(2)道路を走行する場合には、ブレーキペダルの連結を確認する等、基本的な安全操作や手順の遵守を徹底するとともに、日常的・定期的な点検・整備等の実施を推進する。
 また、作業機を装着・牽引した農用トラクタ(乗用型)で公道走行する場合には、反射器及び灯火器等を装着すること等で安全対策を徹底する―等としている。

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