市場の動向:園芸品目が約6割占める/愛知県特集

愛知県の総農家数は6万1055戸で、5年前の調査に比べ1万2778戸(17・3%)の減少となっている。うち、販売農家数は2万5906戸、自給的農家数は3万5149戸で、前回と比べて販売農家は9162戸(26・1%)、自給的農家は3616戸(9・3%)減少している。農業経営体のうち個人経営体の基幹的農業従事者数は4万159人で、前回に比べ1万5289人(27・6%)の減少。
平均年齢は67・19歳となり、前回に比べ0・4歳上昇している。年齢別基幹的農業従事者数をみると65歳以上が最も多く、2万6413人と全体の65・8%を占めているが、前回より8976人減少している。
令和5年の愛知県の農業産出額は3207億円(全国8位)で、前年に比べ93億円(3・0%)増加した。これは鶏卵、豚及び米などの産出額が増加したことによるもの。部門別では、花きが全国1位、野菜が同5位となった。
産出額の内訳は、米が257億円、野菜が1083億円、果実が177億円、花きが563億円、畜産が1047億円となっている。特に野菜・果物・花きといった「園芸品目」の占める割合が約60%と、上位道県の中で最も高い。
品目別では上位から、(1)鶏卵(353億円)(2)豚(290億円)(3)米(257億円)(4)菊(218億円)(5)キャベツ(189億円)(6)生乳(180億円)(7)トマト(161億円)(8)シソ(139億円)(9)肉用牛(124億円)(10)イチゴ(112億円)。生産量が全国1位のものは、菊、シソ。その他、キャベツが2位、トマトは3位などとなっている。
これまでの流通各社の実績をみてみると、各社とも前年比増となり、計画も達成している。
米価高騰は、農機市場にも大きな影響を与えている。これまで資材や燃料価格の高騰で、生産者には厳しい状態が続いていた。しかし昨年の米価の高騰により、農機の更新、修理など、機械に資金を投じる生産者が増えてきた。「令和の米騒動」と連日ニュースで米の動向が伝えられ、その注目度が高まっており、今年もこのまま高い水準での価格が続くだろうと予想されている。そのため、今年は作付面積を増やそうと考えている農家も出てきているという。
昨年同様の米価が今年も続けば、農家の購買意欲はさらに高まるだろうと、各社の期待は高まる。そのため、顧客とのコミュニケーションを強化しながら動向を注視。また、農機の状況を把握して、課題やニーズを捉え、修理・更新など常に適切な提案ができる体制を整えている。









