園芸用キンチョールE、ナラ枯れ防止に一役/森林総研、KINCHO

国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所と大日本除虫菊(株)(KINCHO)はこのほど、市販ノズル型殺虫剤である「園芸用キンチョールE」を用いてナラ枯れの病原菌運搬者であるカシノナガキクイムシを駆除できることを明らかにした。
病原菌をもったカシノナガキクイムシが樹に穿入して繁殖することで発生するナラ枯れ。これまで様々な防除方法が開発されてきたが、生きている樹に穿入したカシノナガキクイムシを駆除する方法はなかった。
同研究所とKINCHOでは、カシノナガキクイムシが生きている樹幹内に穿入すると、直径1・5ミリ前後の孔があき、孔の入口から木くずが排出される点に着目、園芸用キンチョールE付属のノズルを装着して、殺虫剤を逆流するまで注入した。
穿入してから2週間後と4週間後に行ったが、どちらも殺虫剤を注入した孔では95%以上の駆除を確認した。
KINCHOでは、この研究成果をもとに園芸用キンチョールEをカシノナガキクイムシに対する殺虫剤として使用できるよう適用拡大を申請。今年の2月14日に承認された。









