直装レベラー実績牽引/スガノ農機

スガノ農機(株)(渡邊信夫社長・茨城県稲敷郡美浦村間野天神台300)は、5月に北農工が開催した通常総会後の表彰式で、優良農業機械・施設等開発改良表彰として知事賞および北農工会長賞を受賞した。同社の新製品「本体制御直装レーザーレベラー」および農道整地機「ロードメーカー」の製品力が評価された証となる。実際現場に普及し営農に役立っている機械が対象となっているだけに、農業の先行きを見越した商品の開発に力を注ぐ同社の先見性、現場ニーズへの対応力の高さを改めて印象づけている。
本体制御直装レーザーレベラーは、適応トラクタ馬力45~60PSの小型から同115~160PSの大型機まで4型式を揃えており、トラクタごとのコントローラーが不要になるため、質量や馬力が適合すればどんなトラクタにも取り付けられる特徴がある。特に新規にラインアップした標準作業幅2メートルの小型機L20Aは、中山間地などの狭い圃場でも均平作業ができ、これまで的確な機械がないことで作業を諦めてきた地域、ユーザーにはまさに朗報。均平度の高い圃場に仕上げることによって増収、品質向上、防除効果の向上、幅広い作目対応など、様々なメリットが享受できることになる。
実際、同機の出荷実績は当初の予想以上で、渡邊社長は、「今年の実績目標のクリアに大きく寄与するのは確か」と話し、創業110周年となる2027年の目標値を押し上げる勢いすら感じ取られる。同社長は、5年後、10年後の日本農業のありようを予測しつつ製品開発を進めていることを強調し、また、このところますます注目度を高めている乾田直播についても、社内の知識レベル向上を図りながら、普及拡大に努めていく点を強調している。
他方、海外対応に関しては、一昨年に開かれた帯広国際農機展の同社ブースに中国の関係者が訪れたことを契機に、同社の基本理念である「土中環境を整える」、土づくり、圃場づくりの重要性に共感し、「作業体系で土づくりをサポートする」同社の取り組みに対して、グループ会社である圃場整備事業を進めるスガノ創新(株)の仕事を含め、同国からのオファーがますます強まっているという。渡邊社長は、中国現地の実情を踏まえ、同社が有するノウハウや機械技術を活用することによって、具体的に土づくり、圃場づくりの何たるかを伝え農業生産力の向上に寄与していきたいと熱意を語った。
加えて、パプアニューギニアにおける米づくりでは、従来、米生産の経験がなかった同国に、乾田直播の技術定着を図るべく総合的なバックアップを進めているところで、同国の食料自給率を工場させる観点からも、公的な役割が大きい活動といえる。
このところ同社の工場見学希望者は増加の一途。それだけ日本農業のこれからに活きる技術を同社が有している証でもあろう。
現場が選ぶ機械、現場が求める作業機の開発・供給に同社は一層の力を込めており、今秋にはまた画期的な新製品発表が予定されている。









