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令和7年6月16日発行 第3555号 掲載

米国アグリテックと協業/クボタ

 (株)クボタ(北尾裕一社長)と北米機械事業統括会社であるKubota North America Corporation(本社:アメリカ合衆国テキサス州)は、精密自動作業を実現するためのプラットフォームや自動化システムの開発を手掛ける米国のスタートアップ企業Agtonomy(本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州)とともに、スペシャリティクロップ栽培向けのスマートソリューション提供に向けた共同実証を2024年から進めてきた。
 このたび両社は事業化に向けた販売や顧客サポートなどの具体的な検討を開始し、協業を加速させる。
 〈背景とねらい〉
 世界各地で農業の人材不足が深刻化する中、同社は効率的な農業経営を可能とする農作業の自動化システムと、データプラットフォームの確立に取り組んでいる。カリフォルニア、オレゴン、ワシントンの3州は米国有数の一大農業地帯で、果樹、野菜、ナッツなどのスペシャリティクロップと総称される作物の生産が盛ん。
 しかし昨今は農業資材の価格高騰、労働力不足、労働コスト上昇が喫緊の課題となっており、農作業の自動化や、データに基づいた最適化、作業時間や労働力の削減といった、持続可能で効率的な農業経営のニーズが特に高まっている。
 Agtonomyはこれらの州を中心に事業展開するスタートアップで、スペシャリティクロップ栽培向けの自動化技術に強みがある。大規模農業経営を行う顧客のフィードバックに基づいて、農作業の精度・生産性向上に取り組み、持続可能な農業に向けて技術革新を推進している。
 クボタは、2024年より共同実証に取り組んでおり、Agtonomyの自動化技術と、データに基づいて作業指示を行うプラットフォームをクボタのスプレヤー等に連動させることにより、農薬使用量の削減に加え、労働力の削減などを実現するスマートソリューションの共同開発を進めてきた。
 両社は、共通のビジョンをもとに、より革新的なソリューションを提供し、持続可能な農業の実現に向けた取り組みをさらに強化していく。今後は北米におけるクボタの農機ディーラーとも連携し、販売面や顧客サポート面の課題抽出などを行い、スマートソリューションの事業化を目指していく。
 〈Agtonomy社について〉
 ▽会社名=Mooco Robotics,Inc.(d/b/a Agtonomy)▽代表者=Tim Bucher氏(CEO)▽本社所在地=米国カリフォルニア州南サンフランシスコ▽設立=2021年▽事業内容=精密自動作業を実現するためのプラットフォーム開発、及びデータに基づくスマート農業の提供

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