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令和7年6月9日発行 第3554号 掲載

人材確保の重責担う/全林協・通常総会

 一般社団法人全国林業改良普及協会(西場信行会長)は5月30日、都内千代田区の全国町村議員会館で、令和7年度通常総会を開催した。
 最初に挨拶に立った西場会長は、5月23日に可決・成立した改正森林経営管理法に触れ、「新たな施策に対応していくためには、現場知識や林業技術に精通した優れた人材の確保・育成が必要。当協会は人材確保に重要な役割を担っている。会員各位との連携の下で、林野庁をはじめとする関係機関に指導・協力いただきながら、林業普及の取り組みを一層強化していきたい」と力を込めた。
 これに続き来賓祝辞に立った林野庁・青山豊久長官は「森林の循環利用に向けて、集積・集約化を図っていく。林野庁では、森林総合監理士・林業普及指導員が行う林業普及指導事業への支援や、森林技術総合研修所における研修の充実などにより、技術・知識の普及と人材育成に努めていく」と述べ、林業発展に向けて、さらなる協力を仰いだ。
 総会では、令和6年度事業報告及び収支決算、令和7年度事業計画及び収支予算などを審議し、すべて事務局の原案通り承認された。令和6年度事業として、花粉発生源対策で初めて「地域間・産業間連携労働力確保事業」を実施したことや、スギ花粉飛散予測のための雄花着花状況の調査対象を6道県増やして23都道府県とし、観測のための定点林も約800に倍増させたことなどを報告した。
 令和7年度の事業計画については、動画など新たな媒体も活用して普及活動に取り組んでいくことや、カーボンニュートラル、SDGs、生物多様性などを念頭に置いた林業普及ができるよう対応することなどをあげた。
 総会と併せて、「第58回林業関係広報コンクール」の入賞者表彰と、林業普及指導員永年勤続者への感謝状贈呈も行われた。広報コンクール広報誌部門の最優秀賞は、高島市森林組合(滋賀県)の組合だより『森と、杜と。』が受賞し、青山長官から表彰状などが授与された。

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