田植機新型ナビウェル4型式発表/クボタ

(株)クボタ(北尾裕一社長)は2日、新製品として直進キープ機能仕様の田植機ナビウェル「NW50S」、ICT機能を外すことで求めやすい価格を実現した「NW50N」「NW60N」「NW80N」の4型式と、多様化する播種方法に対応できる機能を搭載した湛水直播機「NDS―600F」「NDS―800F」2型式を発表した。発売は田植機が2025年11月、湛水直播機が2026年1月。新製品の開発のねらい、主な特徴、主要諸元、希望小売価格などを紹介する。(湛水直播機は次号)
《クボタ田植機新型ナビウェルNW50S》
▽開発のねらい 2024年に発売した新型ナビウェルは、充実した基本機能やICT機能が好評。この度、西日本を中心に強い要望をいただいていた5条GS(直進キープ機能)仕様を発売する。ラインアップを拡充し、ナビウェルシリーズ全体で担い手や意欲ある稲作経営者の経営課題解決に貢献していく。
〈発売型式〉NW50S(ディーゼル5条植え)
〈主な特徴〉
(1)直進キープ機能=好評の直進キープ機能がさらに使いやすくなった。GSかんたんスタートは、起動条件が整えば、自動的にGS(ゴーストレイト)がスタートする。ハンドル操作に集中できるので、隣接合わせがしやすくなった。
(2)株間キープ機能=GPSとHST駆動式の株間変速で車輪のスリップを補正しながら植付けするので、圃場条件(湿田、枕地等)の影響を受けにくく、設定した株間で植付けできる。設定した株間で植付けするので、余分な苗が必要なくコスト低減が図れる。
(3)施肥量キープ機能(粒状側条施肥仕様)=GPSと電動モーター式の施肥繰出機構で車輪のスリップを補正しながら施肥するので、圃場条件の影響を受けにくく、設定した施肥量を散布する。設定した施肥量で散布するので、余分な肥料を準備する必要がなくコスト低減が図れる。
(4)2WAY予備苗台&苗箱ラック=レール式と段積み式の切り替えを簡単に行うことができ、圃場条件に関わらず使用できる。また、苗箱ラックは、苗の補給後に置き場に困っていた苗箱を片側4枚ずつ収納が可能。補助作業者の作業負担の軽減に寄与し、苗補給にかかる時間を削減できるので、作業能率がアップする。
(5)新スーパーゆう優ターン=植付け作業時の隣接旋回において、ハンドル操作だけで植付部の昇降操作、植え揃えを自動で行う機能が更に進化し、旋回速度を約35%(クボタ調べ)までアップでき、作業能率向上に寄与する。
(6)ヘッドライトお知らせ機能=ヘッドライトで、資材(苗、肥料、薬剤〈除草剤のみ〉)切れしているか否かを補助者に伝達する機能。苗、肥料の施用忘れがなくなり、田植え後の無駄な補助作業(補植、補肥)を回避できる。
(7)高速疎植・密播対応=植付HSTにより疎植時の車速牽制の必要がないので、最高車速での疎植植えが可能。また、密播苗と少量掻き取りによって苗の使用枚数を減らし、育苗の手間から苗運搬などを削減できるので能率アップにつながる。
(8)音声ガイダンス=GS機能の操作指示や警報をガイドする。不慣れなユーザーでも次にすべき作業に迷うことなく、安心して作業ができる。
(9)工具レスアンテナアーチ=ダンパと手動解除式のロックピンで、工具を使うことなくGNSSアンテナアーチの作業状態、収納状態の切り替えができる。作業の前後の輸送時や長期保管時などの手間を削減する。
(10)新メーンパネル=屋外でも見やすく、作業の確認を安心して行える。 (11)RTKアンテナ(オプション採用)=高精度な作業を実現するRTKオプション(別売)を装着することで「条間アシスト」機能が使用できる。また、条間アシスト機能の使用が可能となり、隣接条合わせをサポートするので、不慣れなオペレータでも安心。
▽発売時期=2025年11月
〈仕様〉
▽名称=ナビウェル▽型式=NW50S―GS▽区分=―〈F〉▽機体寸法=全長3190×全幅(格納時)2235×全高2625ミリ▽最低地上高=440ミリ▽機体質量=740キロ▽エンジン型式=D782―E4―P―1▽総排気量=0・778リットル▽出力/回転速度=12・7キロワット(17・3PS)/3000rpm▽作業速度=0~1・85メートル/秒▽条数=5▽株間=14・16・18・21・24・30センチ▽深さ=2・0~5・3センチ(7段階)▽作業能率=11分/10アール
▽希望小売価格(代表的な型式、税込み価格)
NS50S―GS=359万7000円、NW50S―F―GS=416万9000円(Fは粒状側条施肥仕様)
《クボタ田植機 新型ナビウェル NW50N・NW60N・NW80N》
▽開発のねらい 2024年に発売した新型ナビウェルNW60S/80Sは充実した基本機能で好評をいただいている。この度、好評の基本機能を維持しつつもICT機能を外すことで求めやすい価格を実現したNW50N・NW60N・NW80Nを発売する。ナビウェルシリーズのラインアップを拡充させ、シリーズ全体で担い手や意欲ある稲作経営者の経営課題解決に貢献していく。
〈発売型式〉NW50N(ディーゼル5条植え)/NW60N(同6条植え)/NW80N(同8条植え)
〈主な特徴(NW50Sと重複部分は略)〉
(1)24・6馬力の高出力ディーゼルエンジン(8条仕様)=水冷4サイクル3気筒ディーゼルエンジンを搭載。全回転域で大きなトルクが得られ、粘りがあるので湿田や深田でも力強い作業が可能。
▽発売時期=2025年11月
〈仕様〉▽名称=ナビウェル▽型式=NW80N▽区分=―〈F〉▽機体寸法=全長3380×全幅(格納時)2235×全高2100ミリ▽最低地上高=440ミリ▽機体質量=880キロ▽エンジン型式=D1105―E4―P―1▽総排気量=1・123リットル▽出力/回転数=18・1キロワット(24・6PS)/2800rpm▽作業速度=0~1・85メートル/秒▽条数=8▽株間=14・16・21・24・30センチ▽深さ=2・0~5・3センチ(7段階)▽作業能率=7~分/10アール
▽希望小売価格(代表的な型式、税込み価格)
NW50N=301万4000円、NW50N―F=358万6000円、NW60N=330万円、NW60N―F=398万2000円、NW80N=462万円、NW80N―F=558万8000円









