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令和7年5月19日発行 第3552号 掲載

令和6年度版CNシナリオ作成/陸内協

 一般社団法人日本陸用内燃機関協会(田尾知久会長)は12日、「カーボンニュートラルシナリオ令和6年度版」を同協会ホームページ上で公開した。
 これは、2020年10月に国が2050年カーボンニュートラル宣言を行ったことを受けて、令和3年度から毎年、情勢変化や技術革新を踏まえて作成しているもの。
 これまで陸用エンジンに対する環境規制は、先行するオンロードエンジン技術を踏襲してきたが、作業環境の異なるノンロードエンジンは、電動化だけでは対応が難しいことから、独自のシナリオ作成を続けている。
 令和6年度版は、現時点でのカーボンニュートラル(CN)化の現状や政策面での動向について情報を加えてアップデートした。
 内容は、(1)昨年までの検討結果(2)CNへのシナリオ(日本のCO2排出量と動向および日本のCNシナリオ、エンジン関連の様々なCNシナリオ)(3)CNに関する動向(政策面での動向、技術面での動向)(4)陸用内燃機関に適用可能なCN技術(陸用内燃機関の分類と各カテゴリーのCNシナリオ)(5)まとめ―という構成。
 このうち、(4)陸用内燃機関に適用可能なCN技術の中で、田植機・除雪機等や農業機械における水素エンジンの適用は、5年度版までは×(困難)とされていたが、6年度版では×~△(困難~可能)に改め、水素エンジンの研究開発が進んでいる状況を反映。
 最後のまとめでは、国内の陸用内燃機関においては、CN燃料を一部混合する形でのCO2削減が検討されていることや、電動化が困難な用途には内燃機関が使われ続けることが予測されるが、多種の燃料に対応できる技術開発と、それに対応する法制度の検討が必要であることなどが記載されている。
 なお、同シナリオは初版の令和3年度版から4年度分がまとめて掲載されており、これまでのシナリオ内容の変遷などをみることも可能となっている。

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