フロントローダKシリーズ整う/丸久製作所

(株)丸久製作所(林勇一社長・茨城県結城市東茂呂1877)はこのほど、フロントローダ「HAYABUSA K110」と「MIGHTY SON K980」を開発、6月から発売を開始する。2020年以来進めてきたGシリーズからKシリーズへのモデルチェンジは、同機をもって一段落。ユーザーニーズや販売店からの要望に対応し、操作性の向上など、同社の技術ノウハウを注入して進化を図ったフロントローダの新シリーズとして、拡販にさらなる力を込めていく。
HAYABUSA(ハヤブサ)は30年以上、MIGHTY SON(マイティサン)は20年以上の長きにわたり、Gシリーズとして市場で好評を博してきた。林勇一社長が2018年に社長に就任以降、技術開発には一層の力が加えられ、2020年のK165(適応トラクタ60~80PS)を皮切りに、順次Kシリーズへとモデルチェンジ。
その足跡は、▽2021年=K195(同80~100PS)▽2022年=K175(同60~80PS)▽2023年=K125(同40~60PS)、K255(同100PS以上)▽2024年=K950(同20~25PS)―と各馬力階層でシリーズ機を整え、今回K980(同30~35PS)およびK110(同)がデビューした。
特徴は、外観の変更とともに、技術的には特にアームの下げ動作の際、空荷と重量物を取り扱う場合とは作用する力が異なり、荷物を積んだ状態では速すぎて荷崩れにつながるような恐れも出てくるが、そうしたトラブルを防止する機能として、ツマミ調整で簡単に下げスピードをコントロールし、作業の安全確保やアタッチメントの傷つきを防ぐ装備を加えた。
また、125/950/980/110は、近年のトラクタ車幅の拡張に合わせてアーム間の幅を広げ、アーム脱着時の不安感(アームとトラクタのこすれに対する心配)を解消。さらにグリースアップは全てピン給脂とし、アーム外側の横方向オンリーとしたことで作業を容易化。レベラーは左右どちらにも装着可能とし、2つのアタッチメントを使う場合は左右どちらかに合わせることでいちいち調整する手間が省ける―など、オペレータに優しい親切設計を随所に施している。
山崎昇常務は、「我が社は小型から大型まで各種トラクタに合わせられる充実した機種シリーズに強みがある。幅広い農家ユーザー、農業から離れても手持ちのトラクタがあり除雪作業などに使いたいといったユーザーに、使いやすいフロントローダを勧めていきたい。また、どんなに古いトラクタでも取り付けできる体制を敷いており、要望があれば積極的に対応する」とアピール。
白石博之販売推進営業部部長は、「新製品については、トラクタ銘柄に合わせてデモ機を用意しており、販売店ごとの展示実演会あるいは地域の農機展を通して地道に機能、特徴を説明し実需につなげたい」と、夏場以降のイベント活用に意欲をみせている。









