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令和7年5月19日発行 第3552号 掲載

ハダニ発生を可視化/クラレトレーディングが予察用資材開発

 クラレトレーディング(株)(山田武司社長・大阪府大阪市北区角田町8の1)は、目視確認が難しい農業害虫「ハダニ」の発生を可視化する予察用資材「〈プルトラップ〉―9(ナイン)」を12日から発売した。ハダニの挙動特性に基づいた設計で、圃場や鉢植えに設置するだけでハダニを粘着捕獲し、発生状況を目視確認できるようになっている。
 〈開発の背景〉
 ハダニは全長0・3~0・5ミリほどで葉裏に寄生するため、目視確認が難しい。近年、薬剤抵抗性の強いハダニが増加しており、化学農薬を用いない防除方法が求められている。
 そこで、ハダニの挙動に基づいた捕獲ツールの開発に向けて東京農工大学大学院グローバルイノベーション研究院の鈴木丈詞教授らと共同研究を実施。ハダニには胴体の粘着捕獲が有効であることを発見し、今回の開発に至った。
 〈製品の特徴〉
 ▽上へ登ろうとする▽明るい色を好む▽脚力が強い―といったハダニの特性に基づいた設計になっている。フォーク型の黄色い粘着枝に登ってきたハダニをエッジ部で粘着捕獲。粘着枝は視認性の良い黄色なので、ハダニの発生や捕獲状況を目視で確認できる。
 薬剤を使用しないため、ハダニの薬剤抵抗性を促進しない。水に濡れても乾くと再び粘着力を発揮。約6カ月間、粘着力を維持する。ハダニ防除に使用される天敵ダニは粘着捕獲されにくく、併用することで相乗効果が期待できる。
 対象作物はイチゴ、トマト、ナス、豆類、花などのハウス栽培、露地栽培。捕獲対象はナミハダニ、ミカンハダニ、カンザワハダニなど。
 使用方法は剥離紙を剥がして割り箸の先に挟み、粘着部分が作物の葉の少し上に位置するように圃場や育苗ポットに設置する。

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