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令和7年5月5日発行 第3550号 掲載

みずほ銀行と戦略的提携/クボタ

 (株)クボタ(北尾裕一社長)は、グローバルに深刻化する食料問題と気候変動の課題を解決するため、(株)みずほ銀行(加藤勝彦取締役頭取)との戦略的提携に合意した。クボタの農業分野における知見・技術と、みずほ銀行の強みである国内外における広範なネットワーク・金融ノウハウを融合し、食農領域の持続可能な発展を目指す。(一部既報)
 〈背景とねらい〉
 世界人口の増加に伴い食料需要は増大し続ける一方、気候変動の影響により農作物の収穫量減少や品質低下が懸念されている。また、国内では、農業生産者の高齢化や後継者不足、生産コストの増加など、多くの課題に直面している。
 こうした課題に対し、クボタは自動化・無人化された農業機械の開発や、営農支援システム「KSAS」の提供など、食料の生産性・品質を高めるためのソリューションの提供に加え、農業機械や農作物生産におけるカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進している。
 また、みずほ銀行は、気候変動、資源循環、自然資本・生物多様性といった社会課題の解決と経済成長の両立を目指している。このような中で、食農領域は社会インフラとして、さらには、食料安全保障の観点からも重要だと認識しており、サステナビリティの視点を組み込んだ金融・非金融の取り組みを推進している。
 このたび、両社は双方の強みを活かして食農領域の持続可能な発展を目指すため、戦略的提携に合意した。
 〈本提携による主な取り組み事項〉
 食農領域における技術革新や新規ビジネス創出などを促進するため、両社による事業共創に加え、農業生産者をはじめ産学官の幅広いプレーヤーとの連携を強化することでオープンイノベーションを推進し、様々な施策を検討していく。
 ▽脱炭素×収益力向上の仕組みづくり=環境負荷の低減と農業生産者の新たな収入確保を両立する仕組みづくりを推進する。
 第1弾として、食農領域でのカーボンクレジットについて、「水稲栽培における中干し期間の延長」によるJ―クレジット制度の活用などのクボタの農業分野での知見と、みずほ銀行のカーボントレーディングやカーボンクレジット分野での協業・出資の知見を活用し、国内外での新規取引創出・取引量の拡大に取り組む。
 ▽バリューチェーンの高度化=KSASなどを活用したトレーサビリティシステム(農産物の生産から消費に至るまでのプロセスの追跡可能性を高める仕組み)の構築を推進し、農産物の安心・安全性の担保とブランド化を促進する。
 ▽次世代農業への変革促進=みずほ銀行の広範なネットワークを活用したDX推進、スマート農業技術をはじめとした技術情報の交換、新規事業創出などの支援を行う。
 ▽「食農オープンイノベーションエコシステム」の構築=クボタとみずほの双方のネットワークを活用して、国内外から企業や農業生産者、研究機関、行政機関などの幅広いプレーヤーが集い、食農領域での多岐にわたる課題の解決を進めるためのオープンイノベーションの場を創出する。
 〈今後の展望〉
 クボタとみずほ銀行は、この提携を通じて、食農領域の持続可能な発展に向けた課題解決と新たな価値共創に挑戦し、国内外の食の未来に貢献していく。
 また、クボタは今後も農業分野だけでなく、異業種の企業・大学・研究機関などとも連携しながらオープンイノベーションを推進し、顧客の期待を超える新たな価値創造を目指していく。

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