ミニクローラクレーン、高機能を標準装備/古河ユニック

古河ユニック(株)(山川賢司社長・東京都千代田区大手町2の6の4常盤橋タワー)は4月24日から、ミニクローラクレーンシリーズのマイナーモデルチェンジを行い、すでに定評のある装備を未搭載機種にも標準装備し販売を開始した。
非乗車型では、「T字型走行レバー」「アウトリガ引き出しグリップ」などを標準装備として、操作性と作業性の改良を図り、乗車型では「ブーム全自動格納」「作業範囲制限機能」などの高機能を標準で装備、作業性と安全性を強化した。
また、同シリーズの中核をなすURW295Cシリーズでは、ガソリンエンジン搭載モデルを廃止し、高出力・低燃費のディーゼルエンジン搭載モデル(URW295C4)、ディーゼルエンジン・電動パワーユニット併用搭載モデル(同295C4M)、CO2を排出しないバッテリー駆動モデル(同295CB3)の3機種に統合した。
非乗車型の販売製品は、(1)URU054CP2(ブーム4段)(2)URW174CP2(同)(3)同245(L)CP2(ブーム5段)(4)同295CB3(同)(5)同295C4(M)。乗車型はURW370C4(M)(ブーム5、6段)および同507C4(M)(ブーム7段)となる。非乗車型の(L)表示は5段ロングブームを表す。
非乗車型で新たに標準装備化したT字型走行レバーは、走行中に並走すル作業員がコラム背面のグリップ部とともに同レバーをつかみ持つことで、より繊細・安定した走行操作を可能にするもの。また、アウトリガ引き出しグリップは、アウトリガのインナーボックスに引き出し用グリップを装備し、引き出し作業の快適化を図った。
アウトリガのロックピンにはボールロック式を採用、片手でもスムーズに抜き差しでき、ロックピンの差し込み口樹脂カバーはロックピンを使うことで差し込み口周囲の塗装剥がれを防ぐ。
また、アウトリガ展開ピンマグネットは、アウトリガ展開ピンの先端にマグネットを内蔵、機体固定を可能にし(URW295Cシリーズ)、これでアウトリガ展開時に機体可動部にワイヤが巻き込まれてちぎれるという損傷をなくした。
乗車型で標準装備としたブーム全自動格納は、作業を終えた時のブーム格納操作をスイッチ1つと簡易化。同装備は非乗車型のURW295C4シリーズにも標準で備えた。作業範囲制限機能は、狭い現場など、障害物への干渉があり得る場所で、安全作業を強力にサポートするもので、ブーム高さ、作業半径、ブーム長さ、ブーム角度、旋回角度それぞれに制限機能があり、各制限範囲は任意に設定が可能。
この他、ディスプレイについては、従来のクレーンの状態表示に加え、吊り荷重の拡大表示も切り替え・選択ができるようにし、拡大表示画面では、「現在吊り上げている荷重」と「吊り上げ可能な荷重」(定格)を強調表示し、シンプルに状態を把握できる。荷重の表示は従来通り10キロ単位の高精度仕様としている。
同社は、今後もニーズ対応はもとより、カーボン・ニュートラル実現に向けた製品提供に注力していくとしている。









