MENU
令和7年4月28日発行 第3549号 掲載

3月の食料価格横ばい/FAO調べ

 FAO(国連食糧農業機関)は4日、2025年3月のFAO食料価格指数を発表した。それによると、3月におけるFAO食料価格指数は平均で127・1ポイントとなり、前月比0・3ポイント増とほぼ横ばいとなった。前年同月比では8・2ポイント(6・9%)増となったものの、2022年3月に記録したピークからは33・1ポイント(20・7%)減少している。
 内訳をみると、FAO穀物価格指数は3月平均で109・7ポイントとなり、前月比2・9ポイント(2・6%)減、前年同月比1・2ポイント(1・1%)減となった。価格下落の理由は、北半球の主要輸出国における作物状況への懸念が和らいだことに加え、貿易摩擦の激化をめぐる不確実性が市場心理を圧迫したことによるもの。トウモロコシ価格は、数カ月連続で上昇した後、3月に下落。米価格は、輸入需要の低迷と輸出可能な供給過剰により輸出価格が下方圧力にさらされたため、1・7%下落した。また、ソルガム価格も下落、大麦価格はやや上昇した。
 一方、FAO食肉価格指数は3月平均が118・0ポイントとなり、前月比1・0ポイント(0・9%)、前年同月比で3・1ポイント(2・7%)上昇した。この上昇は主に豚肉価格の上昇によるもの。同様に、牛肉価格も、世界的な供給の逼迫と堅調な国際需要を反映して上昇した。
 FAO乳製品価格指数は3月に148・7ポイントとなり、前月から横ばいだったが、前年同月に比べ24・6ポイント(19・9%)高くなった。指数の安定は、国際チーズ価格の下落がバターと粉乳の見積りの上昇によって相殺されたことを反映している。
 一方、FAO植物油価格指数は3月平均161・8ポイントとなり、前月比5・8ポイント(3・7%)上昇し、前年同月比でも23・9%増と大幅に上昇した。指数の継続的な上昇は、パーム油、大豆油、菜種油、ひまわり油の価格上昇が牽引した。FAO砂糖価格指数は3月平均が116・9ポイントとなり、前月比1・6ポイント(1・4%)、前年同月比16・5ポイント(12・3%)低下した。この下落は主に世界的な需要減退の兆候によるものだという。

カテゴリー別最新ニュース