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令和7年4月14日発行 第3547号 掲載

6年度新稲作研究会成績検討会から/野菜・畑作関連機器特集

 公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会がこのほど開催した令和6年度新稲作研究会成績検討会から、宮城県農業・園芸総合研究所が発表した「ハクサイ、タマネギ等の直は栽培における超吸水性ポリマーによる発芽率向上と機械化体系の実証」の成果報告をみる。
 実施期間は令和6年4月1日から令和7年1月22日。試験場所は、ハクサイ直播は東松島市立沼の40アール、タマネギ直播は栗原市栗駒の20アール程度と宮城農園研露地圃場7アール。担当者は宮城県農業・園芸総合研究所野菜部露地野菜チームの鹿野弘、佐藤侑樹の両氏。
 〈成果の要約〉 
 ハクサイでは超吸水ポリマー施工により収量が向上し、生育も優れる傾向が認められた。ハクサイ、タマネギともに発芽率向上への成果は判然としなかった。RTK自動操舵ドローンの利用によりハクサイ、タマネギ(11月に1回防除:データ略)の防除は用水の確保や作業時間等大幅な省力が見込まれる。 
 〈目的〉
 育苗を省力する直播技術を再構築するため、直播で問題となる発芽率を安定して確保できる資材の利用技術を明らかにするとともに、圃場の排水対策から播種、除草剤散布、防除までRTK自動操舵機能を活用した作業とし、省力化技術として提案する。
 〈主要成果の概要及び考察〉
 ハクサイ
 (1)ハクサイの現地実証圃は、砂質土壌で排水性はよく、補助暗渠等の施工は現地経営体と打ち合わせて実施しなかった。緑肥は7月中旬にすき込んだ。
 (2)処理したポリマーの状態は左写真の通りで、ポリマー改良型はクリーンシーダーで処理できないので播種と施工は人力で行った。
 調整重量はポリマー施工の各区で無処理より重く、球の形状、結球最大葉が優れた。展葉枚数もポリマー施工で多く、生育が順調であったと考えられた。ポリマーが発芽率に及ぼす影響は判然としなかった。
 (3)ドローン防除と慣行のハイクリブームスプレヤーとの比較では、散布量、作業時間が大幅に減少し、揚水の確保も支障がないことから省力化につながると考えられた。
 タマネギ 
 (1)タマネギの品種別に高温時の発芽程度を確認するため、発芽試験を実施。発芽時36度Cでは著しく発芽が低下する。25度C程度の温度が最適である。
 (2)異なる播種日とポリマー施工がタマネギ品種「ターザン」の発芽率に及ぼす影響(所内)は、10月初旬の播種で最も発芽率が高くタマネギの直播では9月下旬~10月初旬頃が適期と判断された。 
 〈問題点と次年度の計画〉
 次年度継続試験として採択されており、継続しタマネギの生育、収量、ドローン防除について確認し、RTK自動操舵機能による除草機の効果、自動操舵の機械収穫の精度を実証する。ハクサイは2年目の試験を実施し経営評価を得る。 

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