生分解性マルチ出荷量3657tで1%増/ABA・2023年度調べ

農業用生分解性資材普及会(久保田光昭会長、略称ABA)はこのほど、2023年度(2023年6月~2024年5月)における生分解性マルチフィルムの出荷量を取りまとめて公表した。既報の通り、3月21日に都内で行われた農業用生分解性資材普及セミナー2025にて報告されたもので、それによると、2023年度の生分解性マルチに使用された生分解性樹脂の出荷量は3657トンとなり、前年度の3618トンに比べて1%増加した。生分解性マルチの樹脂出荷量は2021年度から減少傾向にあったが、2023年度で反転をみた。
地域別に出荷割合をみると、2023年度は関東甲信越が35%(前年度比3ポイント減)、九州23%(同1ポイント減)、北海道19%(同1ポイント増)、関西中四国9%(同変わらず)、東北7%(同1ポイント増)、中部6%(同2ポイント増)となった。
また、生分解性マルチの利用状況をフィルムの厚み別にみると、18μメートルが最も多く71%(前年度比6ポイント減)、次いで18μメートル未満が21%(同7ポイント増)、20μメートルが8%(同1ポイント減)となった。色別割合をみると、黒が77%(同3ポイント増)で最多となり、過半数を占めた。次いで透明13%(同5ポイント減)、その他10%(同2ポイント増)となっている。
一方、2023年度における生分解性マルチの被覆面積(推計値)は1万1960ヘクタールとなり、前年度に比べ3%増加した。生分解性マルチの被覆面積は2022年度に前年度比で大きく減少したものの、2023年度にて上昇に転じた。
ABAは2030年の国内生分解性マルチ市場において、出荷量5500~6000トンを目指すとしている。









