国内生産124.7兆円/農林水産省・5年農食産業の経済計算

農林水産省はこのほど、令和5年における農業・食料関連産業の経済計算(概算)を取りまとめて発表した。
それによると、5年における農業・食料関連産業の国内生産額は124兆6926億円で、前年に比べ7・9%増加した。これは全経済活動の10・8%を占める。
部門別にみると、農林漁業は13兆2949億円と全体の10・7%を占め、前年に比べて4・7%増加した。これは米や野菜、鶏卵、水産物の価格上昇により生産額が増加したことなどによるもの。
また、食品製造業は40兆3204億円(全体の32・3%)となり、菓子類や清涼飲料の生産額が増加したことなどから4・4%増となった。関連流通業は38兆8500億円(同31・2%)で小売業のマージン額が増加したことなどから同6・9%増。外食産業は26兆6088億円(同21・3%)でコロナ禍で落ち込んだ外食支出の回復等により、同19・3%増となった。
また、中間投入(生産のために投入された財・サービスの費用)を差し引いた農業・食料関連産業の国内総生産(付加価値額)は54兆6337億円で、外食産業の国内生産額が増加したことなどにより、前年比10・0%増加となった。これは、全経済活動(国内総生産:GDP)の9・2%を占めている。
農業・食料関連産業の国内総生産の内訳は、農林漁業5兆950億円(全体の9・3%)、食品製造業13兆9349億円(同25・5%)、関連流通業25兆4748億円(同46・6%)、外食産業8兆3179億円(同15・2%)などであった。
また、農林漁業の内訳をみると、国内生産額は農業11兆4140億円、林業(特用林産物)2232億円。国内総生産は農業4兆1846億円、林業(特用林産物)1021億円だった。国内総生産を品目別にみると、野菜が1兆2078億円で最も多く、次いで米が8845億円、果実が5694億円、畜産4535億円などとなっている。
また、農業の中間投入7兆2294億円のうち、農機具修繕は3641億円、農用建物修繕は325億円であった。
農業総資本形成(実質)は2兆4464億円となり、うち農機具は1兆2680億円、農業用建物は3692億円になった。









