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令和7年4月7日発行 第3546号 掲載

ネオマルス:マッチングサイト運営/ドローン特集

 ドローンの事業者と利用者を結ぶマッチングサイト「ドローンプラットフォームXROSS(クロス)」を運営する(株)ネオマルス(甲斐武彦社長・大分県大分市都町2の1の10の8F)は、白ネギの害虫防除に特化した、ドローン農薬散布サービスを2024年に大分県で開始した。同県7地域において650圃場、760ヘクタールの実績がある。受注専用アプリ「ドコマク」も開発し、各県の事業者との提携を強化している。
 同社では、23年の5~11月に実証実験を実施し、生産者、行政、公設研究機関の協力を得て、白ネギの定植から収穫まで数カ所の圃場(合計200アール)で検証を行い、十分な効果があったことを実証した。現在は白ネギだけでなく、キャベツ、カボチャ、スイートコーン、カンショなどのサービスも開発中だ。
 「ドローンプラットフォームXROSS」は、前述の通り、ドローンの事業者と利用者を結ぶマッチングサイトだ。大分県の「ドローンビジネスプラットフォーマー事業」において、ネオマルスの他に4社が参画する共同体「おおいたドローンコンソーシアム」として採択され、21年にサイトを立ち上げた。現在は大分県、岐阜県、福島県、長崎県、鹿児島県、長野県版のサイトが公開されており、登録事業者数は773社に及ぶ(3月7日時点)。特徴は、各自治体の協力、支援で運営されているので、事業者、利用者共に無料で使用できる点。事業者は登録無料、マッチングに対して成功報酬の徴収もない。利用者はユーザー登録不要、無料で使用できる。使用方法も簡単で、利用者は12カテゴリー・52サービスの中から該当の分野を選択し、料金やスキルなど条件に合った事業者を選択して依頼する流れだ。他県のサービスも利用できる。
 同サイトについて同社の担当者に聞くと、ドローン事業者をビジネスとして成立させること、そして契約する自治体(県)を増やすことが目的だと説明した。自治体が県内のドローン事業者を把握できると、災害などの有事の際にメリットが多いそうだ。実際に、大分県由布市で大規模な地すべりを引き起こした大雨の際(23年6月30日発生)、ドローンによる状況調査と救援物資配送が迅速に行われた。これについて同事業の取り組みが評価されたという。一方で、同サイトで24年にマッチングした件数は100件弱だったとし、内訳は撮影などが主だった。
 今後の課題は、利用者を増やすことで冒頭で紹介したアプリ「ドコマク」も、サイトの間口を広げて多くの利用者を取り込む方法の1つだ。農業だけでなく他の分野でもドローンビジネスを普及できるか、今後に期待したい。

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