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令和7年4月7日発行 第3546号 掲載

スリー・エス:ブランド「FLIGHT-AG」/ドローン特集

 (株)スリー・エス(三浦雅成社長・神奈川県横浜市中区相生町6の104)は農業ドローンブランド「FLIGHT―AG」を展開している。
 ラインアップは「FLIGHT―AG V3」と「FLIGHT―AG V3F」の2種類。いずれも本体価格99万円(税抜き)と安価に提供しているのが特徴だ。
 「V3」はマニュアル散布から全自動までカバーするベーシック機。必要な機能を厳選し、高品質でありながら手頃な価格を実現。マニュアル散布やフライトアプリを用いた全自動散布、飛行履歴の確認まで一通りの機能を装備。安定した飛行性能により、高度レーダーに頼らずに安心して使用できる。
 「V3F」はアプリ操作に自信がない人やドローンの操縦に慣れた人向けのシンプルな機体。フタバ社製の国産の送信機を採用し、フライトアプリに頼らない操作を実現。圃場登録や経路設定が手間だと考える人も多いため、あえて全自動機能を外し、「パッと起動してパッと飛ばす」スピード感を重視した。
 いずれも機体重量は16・7キロ。タンク容量は10リットル。1ヘクタール当たり10分で散布できる。
 ドローンには通常様々な機能が搭載されているが、ユーザーへのヒアリングを通して、あまり使用しない機能も多いことが判明。例えば障害物検知機能。木や電柱など圃場の周りの障害物にセンサーが反応することで安全性は高まるが、その場で止まってその周辺に農薬を撒けなくなるため、センサーをOFFにする人も多い。よって障害物検知機能を外した。
 高度レーダーも付いていない。GPSや気圧センサーで、ある程度高度を維持できるためだ。こうして必要最低限の機能を絞ることで本体価格100万円以下という安さを実現している。
 ドローンは茨城県石岡市内の工場で製造。全国各地でデモンストレーションを実施しており、導入台数は年々増えているという。
 アフターサポートも充実。手厚いケアを希望する人に向けて事故に伴うドローンの修理交換が無制限に受けられる保守サービス付きのサポートパックプランを用意している。
 事業部ドローンプロジェクト営業リーダーの平中辰弥氏は「最近は水稲だけでなく、果樹や畑作での活用事例も増えている。その中で今後キーワードになるのは大型機。さらにラインアップを増やし、アピールしたい」と意気込む。
 事業部マネージャードローンプロジェクト統括リーダーの西岡宏泰氏は「全国の販売代理店を拡大し、いつでもどこでもサービスを受けられる体制を整え、購入前後に安全に使ってもらえるようにしていく」と話した。

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