新たな安全性検査開始/トラクタ・作業機特集

令和7年度からの新たな安全性検査では、農用トラクタ(乗用型)、農用トラクタ(歩行型、車軸耕うん型は除く)、コンバイン(自脱型)、田植機(乗用型)、乾燥機(穀物用循環型)の5機種を対象に、安全性の強化を図った安全性検査基準(以下、検査基準)が設けられた。
検査基準の主な強化点は、▽農用トラクタ(乗用型)へのシートベルトリマインダーとPTOインターロック(離席するとPTOへの動力が遮断する)の装備▽コンバイン(自脱型)と田植機への作用部インターロック(離席すると搬送部や植付部への動力が遮断する)の装備―など。
ほかに、受検者の負担軽減、安全性検査合格証票の刷新なども実施する。
受検者の負担軽減に関する事項については、▽安全キャブ・フレーム検査の企業内実施の新設▽既合格機の構造変更手続きの簡略化による手数料の減額▽市販化前の製造機で受検できるようにすることで改善指示への対応を容易にする―など。
合格機に貼付する安全性検査合格証票の刷新については、安全な農業機械であることを現場の農業者が容易に判別できるよう、デザインなどをわかりやすく変更した。
検査機関である農研機構は、安全検査対象の5機種以外は、引き続き一般性能試験で対応することとしている。一般性能試験では、令和6年度までの検査基準への適合性の評価に加え、適合するための対策についてアドバイスなどを受けることができる。
また、重大事故件数が多いとされる機種については、農機メーカー各社および農林水産省と連携して安全性の強化を図り、できるだけ早い段階で、検査対象機種に追加することとしている。









