MENU
令和7年4月7日発行 第3546号 掲載

森林組合の機械使用状況/躍進2025林業機械(12)

 3月25日に公表された令和5年度森林組合一斉調査結果。同調査では、組合数や森林組合の組合員所有森林面積といった基礎情報から、組織、経営状況、取扱高などを調べ、現状を示している。また、林業機械の使用状況についても、都道府県ごとにまとめて、所有と借入別に台数並びに年間使用日数を集計している。調査対象となったのは、従来型林業機械である小型運材車、集材機、グラップル、グラップルソー、バックホーと高性能林業機械8カテゴリーだ。動向をみた。
 今回の令和5年度森林組合一斉調査の中で取り上げている「林業用機械の使用状況」の結果は次の通りとなった。年間の使用日数は機種によってまちまちの傾向にある。概要は次の通りだ。
 【従来型林業機械】
 小型運材車の所有は241台、前年の260台から減少。年間の使用日数は5163日。集材機は所有で338台、年間使用日数8643日となった。グラップルソーの所有は1355台、年間使用日数14万4724日、バックホーのそれは292台、年間使用日数2万3824日だった。
 【高性能林業機械】
 ▽ハーベスタ 所有429台、借入101台で前年実績の421台、99台をともに上回っている。年間使用日数は、所有4万6220日、借入8772日となっている。
 ▽フェラーバンチャ 所有163台、借入100台でそれぞれ前年実績の151台、86台から増加している。年間使用日数は、所有で2万724日、借入で1万1358日という結果。いずれも前年を上回っている。
 ▽プロセッサ 所有447台、借入139台で、それぞれ前年の460台、157台を下回っている。年間使用日数は、所有5万22日、借入1万4435日でいずれも前年実績から減少。
 ▽タワーヤーダ 所有35台、借入9台で、所有は前年の36台を下回ったのに対して借入は6台から3台アップ。年間使用日数は、所有は894日で前年の1200日から減っているのに対して、借入は前年の481日から660日と増加している。
 ▽スイングヤーダ 所有395台、借入60台で前年の405台、69台から共に減少。年間使用日数は4万7971日、7370日で前年の4万8984日、7484日から減少。
 ▽フォワーダ 所有988台、借入281台で前年の984台、268台を上回っている。年間使用日数は、所有が8万6436日で前年の8万7717日から減っているものの、借入は2万1716日から2万2626日に増えている。
 またスキッダは所有25台。その他は所有135台で前年の128台から増えているのに対し、借入は33台、前年の35台を下回った。年間使用日数は所有1万3628日、借入3892日で前年の1万3071日、3009日から増えている。
 このように森林組合での林業機械の使用状況をみると、導入ではハーベスタ、フォワーダを中心とした作業体系の確立が進んできていることが見て取れる。両機種とも、所有でも借入でも台数が増えている。また、木材の搬出、移動に使用されるグラップル、グラップルソーは年間使用日数で他を圧倒する数字となっており、現場に欠かせない機種となっている。

カテゴリー別最新ニュース