「新生ISEKI」を共に/井関農機・冨安司郎社長

井関グループは、本年100周年を迎える大変長い歴史があります。その中で、一度も変わっていない、そして今後も変えてはならないものがあります。それは、創業者・井関邦三郎から受け継がれている「農家を過酷な労働から解放したい」という夢、強い想いです。これを基に「お客さまに喜ばれる製品・サービスの提供を通じ豊かな社会の実現へ貢献する」ことを基本理念、すなわち企業としてのパーパスとしています。皆さんには、井関グループの歴史と社会的役割、パーパスを胸に刻み、常に「お客さま」を最優先にする視点をもっていただきたいと思います。
当社は2023年11月に「プロジェクトZ」を立ち上げ、抜本的構造改革に取り組んでいます。まず「生産最適化」では、製品組み立て拠点の松山集約を通じて、強靭な体質づくりを進めています。次に「開発最適化」では、短期集中で「製品利益率の改善」と機種・型式の集約を軸とした「開発の効率化」を進めています。そして「国内営業深化」では、組織の一元化を目指した「株式会社ISEKI Japan」を設立して、迅速な意思決定と強力な推進が発揮できる体制を構築しました。
プロジェクトZの「Z」はアルファベットの最後の文字ということから無限・未知を表し、そこから未来への可能性、また「ゼロから見直す」という意味が込められています。皆さんには、前例や固定観念にとらわれない新しい感覚で取り組んで、当グループの「変革」をさらに邁進させる一員となっていただくことを強く期待しています。
次に、皆さんに心掛けていただきたいことを申し上げます。
1つ目は「チャレンジ精神」です。企業社会は厳しい競争の連続ですが、大切なことは、常に前向きに取り組むことです。誰でも最初は初心者です。例え失敗しても必ず次の飛躍・成長に結び付きます。先ほどの井関グループの「変革」、そして「プロジェクトZ」を成し遂げるのは、皆さん一人ひとりのチャレンジ精神です。従来から井関にはフロントランナーとしての誇りがあります。新しい環境や変化に積極的に取り組むことができる、チャレンジ精神あふれる人材になられることを期待しています。
2つ目は、常に「研鑽・スキルアップ」を図っていただきたいということです。「企業」という組織を支えているのは、「人」です。人生で最大のウエートを占める仕事を通じて、今後も自己研鑽に励み、自らを成長させる努力を続けていただきたいと思います。そして、配属後、与えられた業務にプライドと責任感をもって取り組み、プロとして社内外を問わず認められる存在となるよう、自らを磨いていただきたいと思います。
3つ目は、「ルールの順守」です。皆さんは今日から社会人です。学生時代以上に、今後いかなる場合にあっても、法令やルールに従って物事を判断し、社会の常識に沿った行動をしなければなりません。皆さん一人ひとりが会社の一員であり、会社を代表していることを常に自覚し、仕事でもプライベートでも、良識ある社会人・企業人としてふさわしい行動をとるよう心掛けてください。
井関グループの歴史は「農業」「景観整備」という、エッセンシャルな産業に、創業者の強い想いを受け継いだ従業員が携わってきた100年でした。そして、井関グループは「エッセンシャルパートナー」としての地位を確立すべく、変革を進めていかなければなりません。今までの100年とこれからの100年。井関グループの重要な節目に「新世紀世代」として皆さんをお迎えすることをとても嬉しく思います。
改めて、井関グループの事業に誇りと自覚をもち、夢ある農業と美しい景観を支え、持続可能な「食と農と大地」の未来を創造する「新生ISEKI」を共に築いていきましょう。









