「プロフィットナビ(イチゴ版)」を8月発売/誠和

(株)誠和(大出浩睦社長・栃木県下野市柴262の10)は、AIを活用したスマート農業新サービス「プロフィットナビ(イチゴ版)」(仮称)を栃木県から受託し開発、本年8月よりサービスを開始する。サービス開始に伴い同社は3月27日、本社で記者発表を行った。
「プロフィットナビ(イチゴ版)」(仮称)は、栃木県から受託し同社が開発してきたクラウドサービス。同県としてイチゴの10番目のオリジナル品種となる「とちあいか」について、県内のモデル生産者、イチゴ研究所などが持つ数年分の栽培データを基に、同社がシミュレーションのモデル式を作成し開発した。
「プロフィットナビ(イチゴ版)」は、同社のハウス内環境測定サービス「プロファインダークラウド」の利用者、もしくは新規申込者向けのサービスとなる。
同サービスは、同社の研究農場でのイチゴ栽培で収集した「環境データ」(温度、湿度、CO2濃度、日射量など)と、「生育データ」を分析し構築した、イチゴの収量予測、栽培アドバイスを提供するサービス。
過去のデータとAIの学習機能を活用し、収穫シミュレーションが可能となる。また、プロファインダーで収集した農場の「環境データ」、イチゴの「生育データ」を基に、週ごとの具体的な栽培アドバイスや、その時期に行うべき作業などをユーザーに通知する。
杵渕覚商品開発部長は、「ハウスの前週のデータを基に、AIが毎週アドバイスを生成して配信する。例えば先週に比べ今週の日射量が多かった場合、光合成が活発に行われるため適切な温度をキープするようアドバイスする。また、病気が発生しないよう湿度の適正値を教えてくれる。ベテラン農家はグラフをみれば状況が把握できるが、栽培を始めたばかりの人はわからない。このサービスが、現状をかみ砕いて教えてくれる」と特徴を説明した。
その他、その時期にやるべき作業や気にしなければならないことなどについてのコメントが届くなど、新規就農者やイチゴ栽培を始めようと思う人などには頼りになるシステムであり、今後のイチゴ栽培の新規参入者増加への貢献を目指す。
商品開発部栽培研究課の麻生秀文主査は、「自分がやっていることが正しいのか、別の良い方法があるのではないかなど、特に栽培を始めたばかりの人は不安になる。そのような不安を取り除くのが、このサービス。イチゴは新規就農者が増えている作物の1つなので、皆さんをフォローしていきたいと思う」と語った。









