大豆の播種技術「ディスク式高速一工程播種法」の手順書公開/農研機構

農研機構は25日、大豆の安定生産と規模拡大を可能にする画期的な播種技術「ディスク式高速一工程播種法」について、ポイントを分かりやすく解説した標準作業手順書と動画を公開した。
これは、同機構が開発した、逆転ロータリと大型サイドディスクを利用したムギ類収穫後の未耕起圃場における大豆の「一工程浅耕播種法」。昨年10月より松山(株)から、作業幅2・2メートルの逆転ロータリで同播種法を実施する専用サイドディスクアタッチメント「溝付ディスク(BUR10―MD)」が全国販売されたことを踏まえ、名称を「ディスク式高速一工程播種法」と改めて、広く普及が進むようにポイントを分かりやすく解説した標準作業手順書と動画を公開したもの。同手順書では、同播種法の特徴と湿害回避効果、作業体系および作業機の設定方法を図表や写真を使って詳しく解説している。動画では同播種法を用いた播種の様子を中心に、標準作業手順書の内容を5分程度にまとめている。
また、ムギ類収穫後の未耕起圃場において、前起こしせずに一工程で大豆を浅耕播種するための機材の設定方法についても詳しく解説。同播種法を導入した生産者の省力・経費削減効果についてみると、(1)播種作業の効率化(2)高土壌水分での播種・省力低コスト化(3)燃料費など省力低コスト化―が図れたとした。
農研機構は、同播種法について、降雨による湿害リスクが大きく、効率的な播種作業が求められる地域で利用できると解説。標準作業手順書と動画では、大豆の播種に関する解説や導入事例を紹介しているが、今後は水稲後もしくは大豆後のムギ類の一工程播種にも利用拡大する予定としている。さらに今後は、様々な土地利用型作物、特に湿害の出やすい水田転換畑での播種法として広く活用されることが期待でき、同技術の活用で播種作業の省力高能率化と大豆の安定生産に貢献できる―などとしている。









