KSASに衛星画像プラン/クボタ

(株)クボタ(北尾裕一社長)は、同社がサービスを提供する営農支援システム「KSAS」の「リモートセンシング」機能に、人工衛星プランのお試し版(ベータ版)を追加した。本プランでは、人工衛星で撮影した農作物の生育状態をマップ上に表示するサービスを利用できる。このサービスにより、人工衛星を用いて広範囲に、より多くの圃場の生育状態を確認したいという農業生産者のニーズに対応する。
〈背景とねらい〉
国内農業は、農業生産者の高齢化や人手不足といった課題に直面しており、持続可能な農業の実現には農作業の省力化と高品質な農作物の生産を可能とする、ICT技術などを活用したスマート農業が欠かせない。
クボタが2014年にサービスを開始した営農支援システム「KSAS」は、農地情報や作業履歴、収穫実績、農業機械の稼働情報等をパソコンやスマートフォンで記録・管理・閲覧できるシステムで、多くの農業生産者が導入している。
「KSAS」では、2023年にドローンで撮影した画像をもとに、農作物の生育状態をマップ上に表示する「リモートセンシング」機能の提供を開始した。圃場の画像を高解像度で取得できるため、病害虫の早期発見や細かな肥料管理に貢献してきた。
クボタは、2024年12月に人工衛星によるリモートセンシングサービスを提供していたスペースアグリ(株)と技術導入契約を締結し、同社の技術を活用して、KSASのシステム上で人工衛星の画像を用いた農作物の生育マップを提供する。このサービスにより、人工衛星を用いて広範囲に、より多くの圃場の生育状態を確認したいという農業生産者のニーズに対応する。今後はお試し版(ベータ版)の利活用状況を踏まえてさらなる機能拡充を図るなど、正式版の開発を進めていく。
技術導入契約とは、クボタが衛星リモートセンシング機能を開発するに当たり、必要となるスペースアグリ(株)の技術情報・プログラム情報のクボタへの開示、および同社が保有する特許権・商標権をクボタへ譲渡するもの。なお、同社の事業(これに関わる債権債務を含む)およびサービス「Space―agri」に登録された各種データを引き継ぐものではない。
〈機能の概要〉
▽利用できる人=KSAS営農コース会員(利用にはKSAS Marketplaceの「リモートセンシング」から申し込みが必要)。 ▽サービス内容=米国Planet Dove衛星から取得したリモートセンシング画像を用いた生育マップ作成・提供 詳細については、KSAS Marketplaceの「リモートセンシング」ページ(https://marketplace.ksas.kubota.co.jp/app/growth)を参照。
▽サービス開始時期=4月8日
▽利用料金=お試し版(ベータ版)特別価格1ヘクタール当たり500円(年単位、税別)。別途、KSAS営農コースの月額利用料金がかかる。
申し込み日にかかわらず、2025年12月末までの利用となる。2026年1月1日以降は、別途申し込みが必要。提供するプランや価格は変更となる可能性がある。









