刈払機の市場展望:手堅く需要獲得/草刈機・刈払機特集

数ある草刈り用機械の中にあって、最も普及し、年間の販売台数が最も多いのが手持ち式の刈払機だ。最近、自律走行のロボット式、離れた場所から作業のできる遠隔操作式、さらには作業能力の高い乗用式、自走式、また、同じ手持ち式でもバッテリー式と競合機種が年を追うごとに増えていく中でも堅実な実績を残している。
日農工が部会統計をもとに取りまとめている「2025年1月分の農機生産出荷実績」によると、1月の刈払機の生産台数は、5万9516台(国内向3万8708台、輸出向2万808台)で前年同月に比べ98・3%、出荷台数は2万6692台(国内向1万7289台、輸出向9403台)で同89・9%とやや低調な出足となっているが、これからの需要期本番に向けてどのような上昇カーブを描くのか目が離せない。
日農工刈払機部会は、部会長の2025年見通しとして、更新を見送ってきた需要が徐々に回復し、堅調に推移すると見込んでいる。引き続き安定した需要を予想している。刈払機は、コンパクトで持ち運びにも便利、あらゆる作業形態に応対できる柔軟性に買い替えやすい価格帯などがあいまって手堅く、安定した需要を獲得してきたが、この構図は今年も大きく変わることはないとみられる。
販売する側に立っても草刈り用機械のファーストチョイスとして頭に浮かぶのは手持ち式刈払機。最新タイプは新機能を搭載し安全作業への対応がより進んでいる他、ユーザーの広がりによって誰でも簡単に使えるように軽量、コンパクト化が進展しているのが大きなトレンドとなっている。売れ筋をしっかり捉えての販売推進が求められてくる。









