スクミッチをPR/大栄工業

大栄工業(株)(干川量也社長・佐賀県三養基郡みやき町白壁1964)は、ジャンボタニシ撃退製品として誘引トラップ「スクミッチ」の普及を進めている。
気候変動による高温推移が続く中、稲に大きな被害を及ぼすジャンボタニシは北上しながら被害を拡大させている。こうした状況下、同社は生研支援センターのイノベーション創出強化研究推進事業でジャンボタニシ誘引トラップ「スクミッチ」を開発、特許を取得した。同製品は、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の誘引剤とスクミリンゴガイ捕獲器をセットし、田んぼで化学農薬を使わずにスクミリンゴガイを捕獲し、生息密度を減らすもの。とくに有機農業など環境負荷への低減に取り組む生産者には大きな支援器具となる。
使い方は、捕獲状況が分かりやすい半透明の捕獲器の中央に水溶性で自然への影響がない誘引剤をセットし、フタをして田んぼに置くだけ。効果の半径が約15メートルなので、10アール圃場の場合は水の出入りがある場所とジャンボタニシが繁殖しやすい場所の中心に合計3個程度設置することを推奨している。田植え後、水が入った後に設置し、誘引剤(スクミッチフード)は1週間程度で交換する。また、継続設置すると越冬個体が減少し、さらに効果は高まる。
スクミッチのサイズは幅500×厚250×高100ミリ、重量は1400グラム。素材はポリカーボネートで軽く、持ち運びしやすいよう把手付き。また、スクミッチジャンボは同740×375×360ミリ。誘引剤「スクミッチフード」は1個30グラム。ほかに交換時期が倍の2週間程度の「スーパースクミフード」があり、スクミッチ用は1個105グラム、ジャンボ用は1個120グラム。こちらは紙管入りで、同器にセットするとジャンボタニシが直接紙管を食べて剤が溶出する。
同製品の使用により、被害軽減・増収で生産者の収入アップが図れ、また、これまでの防除剤よりも経費削減につながるとともに、環境に優しい手法ともなる。同社は先に東京ビッグサイトで開かれたアグロイノベーション/みどりの食料システムEXPOに出展、同製品のPRに努めた。









