伐採車両「プラテオ」推進/松本システムエンジニアリング

松本システムエンジニアリング(株)(松本良三社長・福岡県粕屋郡篠栗町和田5の2の25)は1月から、新製品「林業作業用伐採車両プラテオ」の受注対応を進めている。同機は、中部電力からの依頼を受け開発したもので、電線に倒れかかっている木を切断処理する装置。総重量8トン以下の中型車に積載し、ラジコン操作で安全に危険木を取り除くことができる。
住宅被害に及んだ岩手県下の山火事は、先々週半ばの降雨でようやく下火になった感があった。気候変動の下、内外で大規模山林火災の模様が報じられているが、その予防措置としても、電線にかかる(かかりそうな)倒木や枝葉の処理は迅速に行われなくてはいけない。
これらの現場ニーズから、電気のライフラインを守る目的で生み出されたのが「プラテオ」。折りたたみ格納式のローダーは高さ12メートル、水平9メートルの範囲で作業でき、先端には同社開発の「フェラーバンチャザウルス」を装着、グラップル作業、伐倒作業など1台5役の働きを果たす。感電防止の意味を含め、操作は離れた位置からラジコンで行う。車両にはアウトリガー(4式)を装備し作業の安定性を保つ。
従来は高所作業車を使ったチェンソー作業で危険性が高かったが、同機のシステムにより安全性は格段に向上。さらにオプションの立体映像システム「ティラノグラス」を用いる地上からの遠隔操作で、一層安全を確保できる。
また、格納姿勢にすればアタッチメントの脱着なしで走行でき、効率よく作業を進められる利点もある。
松本社長は、ほかの電力会社からも問い合わせが来ているとしながら、人手で行ってきた作業を同機先端部で種々行えるように開発を積み重ねていけば、さらに用途は広がると展望、今後の需要拡大に期待を向けている。









