5563億円で4%減/令和5年林業産出額

農林水産省大臣官房統計部は2月28日、令和5年林業産出額をまとめ、公表した。
それによると、平成25年以降増加傾向で推移してきた林業産出額は、令和5年は製材用素材等の価格の低下や生産量の減少等から前年に比べ229億7000万円減少し、5562億5000万円となった。前年比でみると、96・0%と落ち込んだ。
産出額の内訳は、木材生産3257億円(構成比58・6%、対前年比90・4%)、栽培きのこ類生産2199億2000万円(同39・5%、同106・4%)、薪炭生産71億9000万円(同1・3%、同112・5%)、林野副産物採取34億5000万円(同0・6%、同59・9%)となった。
木材生産の産出額は、平成25年以降、新設住宅着工戸数が堅調に推移したことや、中国への丸太等の輸出量が増加したこと、再生可能エネルギーのFIT制度等の導入に伴って木質バイオマス発電に利用する燃料用チップ素材の利用量が増加したことなどにより増加傾向で推移してきた。
しかし令和5年の木材生産は、前年に比べ348億円減少した。農林水産省では、燃料チップ素材の利用量及び丸太輸出量は増加したが、新設住宅着工戸数の減少により、製材用素材の価格の低下や生産量の減少などが影響した、と分析している。
製材用素材等は対前年比15・2%減と大きく後退した。









