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令和7年3月17日発行 第3543号 掲載

環境配慮型施設園芸を実証/農研機構など

 農研機構はこのほど、Carbon Xtract(株)、九州電力(株)、双日九州(株)とともに、福岡市で化石燃料の利用を最小限に抑えた次世代の環境配慮型施設園芸の確立に向けた実証事業を開始したと発表した。4者は福岡市の「チャレンジ農園プログラム」で提供される市保有の今津リフレッシュ農園にて、施設園芸におけるCO2施用と加温の2つの装置を電化し、CO2排出量削減に取り組む。具体的には、Carbon Xtractが開発中の、分離ナノ膜を用いて大気中からCO2を直接回収する電気式のCO2施用装置「membrane-based Direct Air Capture」を活用。これにより、ハウス外で回収したCO2のハウス内への供給が可能となる。
 また、九州電力は長年の研究で蓄積してきたヒートポンプ技術を提供し、加温に電気式の装置を利用。農研機構がこれらの技術を組み合わせた最適な栽培技術を確立し、マニュアル化することで、将来的な農業現場への展開を目指す。双日九州は、同実証事業における経済性の評価や事業モデルの検討の役割を担い、実証事業の成果を早期に社会実装できるよう支援する。4者は施設園芸の電化推進を通じて、九州エリアのカーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。

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